【ことわざ】
やはり野に置け蓮華草
【読み方】
やはりのにおけれんげそう
【意味】
蓮華草のような野の花は野に咲いてこそ美しいのであって、家の中に飾っても似合わないという意味。分相応なことをしていれば間違いないという事。
【語源・由来】
江戸時代、播磨(兵庫県)の俳人瓢水が、遊女を身請けしようとする友人をいさめて、「手に取るなやはり野におけ蓮華草」という句を作ったということからといわれる。
【類義語】
花は山人は里
【対義語】
ー
【英語訳】
Leave her where she is.
「やはり野に置け蓮華草」の使い方
健太くんは、将来どんな高校に行きたいの?
僕は、駅前の男子高校に行きたいなと思っているよ。
ええっ。あの名門高校?やはり野に置け蓮華草っていう言葉を知っている?分不相応な高校に行くと、まぐれで入学できても授業についていくのがとても大変よ。
・・・あそこは空手の名門校だから頑張りたいんだ。大丈夫!文武両道を目指して努力するよ。
「やはり野に置け蓮華草」の例文
- やはり野に置け蓮華草という言葉の通り、地道に今の店を守って頑張っていればよかったのに、欲を出して事業を拡げたのが間違いだった。
- やはり野に置け蓮華草というように、分不相応な車を買ったところ、傷一つでドキドキしてしまう上に、維持費がかかるので、分相応な車にしておけばよかったと思う。
- やはり野に置け蓮華草というように、分相応なお店で服を買う方が落ち着くし、着こなせる。
- やはり野に置け蓮華草という言葉にあるように、桜もまた同じで、手折って持って帰ってはいけない、ここで見るから美しい。
- やはり野に置け蓮華草という言葉があるように、子供は花同様、狭い部屋に閉じ込められて勉強をしているときより野を駆け回っている時の方が、元気で生き生きとしている。
- やはり野に置け蓮華草という言葉のように、このお茶碗は、蔵で大事にされ眠ったままでいるより、あなたが使った方がふさわしいように思われるから持って行きなさいと言われた。