「恋に上下の隔てなし」の意味(類義語)

恋に上下の隔てなし
【読み方】
こいにじょうげのへだてなし
【意味】
恋する人にとっては身分や階級の上下は関係がないということ。


心の中の気持ちは、肩書きや身分で変わらへんってことやな。恋はみんな平等やね、いい話やな!
【類義語】
・色に貴賤の隔てなし
・恋に上下の差別なし
「恋に上下の隔てなし」の解説
「恋に上下の隔てなし」っていう言葉の意味はね、恋愛の気持ちには、人の立場や身分、社会的な地位などの違いは関係ないってことなんだ。
たとえば、王子様が普通の村の娘に恋をしたり、会社の社長が部下に恋をしたり、学校で人気者の子が地味な子に恋をするような場面を考えてみてね。こういう時、その二人の間には、他のこと(お金や地位など)は関係なく、ただ純粋に恋の気持ちだけがあるんだ。
このことわざは、恋の力がすごく強くて、それにはどんな社会的な壁や障壁も関係ないってことを教えてくれるんだよ。恋愛の中では、みんな平等で、本当の気持ちが一番大切なんだね。
「恋に上下の隔てなし」の使い方




「恋に上下の隔てなし」の例文
- 恋に上下の隔てなしというけれども、年齢についても同じことが言えそうで、僕のおばあちゃんは79歳で再婚した。
- 恋に上下の隔てなしとはいうものの、結婚は親戚、縁者を含めた社会生活の一環として重要な面があるので、当人同士だけが良ければいいというわけにはいかない。
- 恋に上下の隔てなしという言葉は知っていたけれども、プリンセスが庶民の家に嫁ぐことが決まり、本当にあり得たんだと驚いた。
- 恋に上下の隔てなし、恋は自由にすればいいが、結婚相手はわしが決める。
- 恋に上下の隔てなし、周囲の二人の交際への反対が、余計に若い二人の愛情を燃え上がらせたのだった。
「恋に上下の隔てなし」の文学作品などの用例
ところが、ここに一つ困ったことは、その奥さまの腹に生まれた嫡子の若殿さまというのが素晴らしい美男だ。どこでもいい男には女難がある。奥さまにお付きの女中がその若殿さまに惚れてしまった。昔から云う通り、恋に上下の隔てはねえ。女は夢中になって若殿さまにこすり付いて、とうとう出来合ってしまったという訳だ。(岡本綺堂の半七捕物帳より)























