「貧乏くじを引く」の意味
【ことわざ】
貧乏くじを引く
【読み方】
びんぼうくじをひく
【意味】
いちばん損な役まわりに当たる。
「貧乏くじ」は、いちばん不利なくじ。
へー、なるほどなあ。つまり、「たまたま運が悪くて、誰もやりたがらないような大変な仕事や役割をやらなあかんことになる」ってことやな。くじ引きで悪い番号を引いてしまうみたいに、時にはしゃあなしに厄介なタスクを引き受けることもあるってわけや。
人生では誰もが一度は貧乏くじを引くことがあるってことを、心の準備をしておくべきやね。でも、そういう経験もまた、成長につながるんやろなあ。
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「貧乏くじを引く」の解説
カンタン!解説
「貧乏くじを引く」という表現は、文字通りには不運なくじ、つまり悪い結果を引き当てることを意味しているんだけど、日常会話では自分にとって不利益や不快な役割、タスクを引き受けさせられることを指して使われるんだよ。たとえば、誰かがやりたがらない難しい仕事や、面倒くさい役割を引き受けなければならなくなった時、その人は「貧乏くじを引いた」と感じるかもしれないね。
この表現は、グループ内での仕事やタスクを分配する際に、運悪く最も望ましくない仕事を割り当てられた人に対して使われることが多いんだ。その起源は、文字通りにくじ引きで、様々な結果が書かれた紙を引き、その中で最も不運な結果、つまり「貧乏くじ」を引いた人が不利な状況に置かれるという状況から来ているんだよ。
この言葉は、人生や社会生活においては、常に平等や公平が保証されるわけではなく、時には運や偶然によって不利な立場に立たされることもあるという現実を反映しているんだね。だけど、貧乏くじを引いたからといって必ずしも悲観する必要はなく、その状況を乗り越えることで、意外な経験や成長の機会になることもあるよ。
「貧乏くじを引く」の使い方
健太くん。なんで泣きそうな顔をしているの?
それが、野球をやっていて、投げたボールがあの家の窓に当たって、ガラスが割れてしまったんだよ。それで、誰が謝りに行くのか相談していたんだけれども、僕が貧乏くじを引いて謝りに行くことになったんだ。
へえ。じゃあ、私が代わりに貧乏くじを引いてあげるわよ。
自分から貧乏くじを引くなんて、なんていい人なんだー。
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「貧乏くじを引く」の例文
- いつの時代だって罪のない正直な人間の方が、かえって貧乏くじを引いてしまうものです。
- 他の生徒は、僕たちを貧乏くじを引いた気の毒な人たちという目で見ていたのでした。
- こんな厄介な企画の担当になるなんて、貧乏くじを引いてしまったなあ。
- 修学旅行で同室になった人は、いびきがすごくて、とんだ貧乏くじを引かされたものだと思いました。
- 貧乏くじを引いたと思っていたけれども、もしかしたらとてつもなくすばらしいくじを当てたんじゃないかという気がしてきました。
この言葉は、文字通りにくじ引きで悪い結果を引き当てることから転じて、不運や不利益を受ける状況全般に使われるんだよ。