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【人を見て法を説け】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語)

【ことわざ】
人を見て法を説け

【読み方】
ひとをみてほうをとけ

「人」は「にん」ともいう。

【意味】
相手の性格や性質をよく見極めて、ふさわしい方法で言い聞かせる必要があるというたとえ。

【語源・由来】
仏教の言葉のひとつ。
釈迦が、相手の性格や能力の応じて、理解できるように教えを説いたことが由来。

【類義語】
・機に因りて法を説け(きによりてほうをとけ)

【英語】
All meat pleases not all mouths.(あらゆる肉があらゆる口を満足させるとは限らない)

Beware what and to whom you speak.(話の内容と話しかける相手に注意せよ)

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「人を見て法を説け」の使い方

健太
もう、どうしたら理解するんだよ!
ともこ
健太くん、どうしたの?
健太
さっきから、ここは危険だから迂回しろって言っているのに、ちっとも言うことを聞かないんだよ。
ともこ
人を見て法を説けというように、それじゃあこんなに小さな子には、難しい説明の仕方だわ。
危ないから、違う道を通るように言わなきゃ。

「人を見て法を説け」の例文

  1. 人になにかを教える時には、人を見て法を説けというように、相手の能力に合わせた説明をする必要がある。
  2. 任されたからといって、幼稚園の園児に現在の経済についてのお話をするなんて、人を見て法を説けというでしょう。
  3. 小学生を対象とした講義を頼まれたけれど、人を見て法を説けということに気を付けて、内容を考えなくてはならない。
  4. お隣のお父さんは有名な研究者のようだけれど、やっと歩き始めたばかりの子供に研究の説明をしているよ。人を見て法を説けというだろう。
  5. 人を見て法を説けというけれど、母は幼い頃から私が理解できるように、わかりやすく料理を教えてくれた。

まとめ

人に何かを教えたり、説明したりする際には、説明の方法を考える必要があるのではないでしょうか。
幼い子供に理解させるためには、難しい言葉を使わずにわかりやすく表現すると伝わりやすく、知識が多い相手には、より深く詳しく説明することによって、しっかりと伝わるのではないでしょうか。
人を見て法を説けということを心がけて、伝える努力をしたいものですね。


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