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【百尺竿頭に一歩を進む】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・英語訳)

【ことわざ】
百尺竿頭に一歩を進む

【読み方】
ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ

【意味】
・すでに努力・工夫を尽くしたうえに、さらに尽力(じんりょく)すること。
・修行(しゅぎょう)に修行を重ねて悟(さと)りの世界に上りつめたとしても、まだそこは悟りにいたる境界なので、安住することなく、執着(しゅうちゃく)することなく更に一歩を進め、身を投げ出し、自由無礙(じゆうむげ)なることが肝要(かんよう)であるということ。

【語源・由来】
中国唐代の禅僧(ぜんそう)、長沙景岑(ちょうさ けいしん)の言葉です。

【出典】
禅籍(ぜんせき=禅の書物)の「無門関むもんかん」、「景徳伝灯録けいとくでんとうろく」。

【英語訳】
一例では Even if it reaches to an extreme of a summit, it is not being satisfied with, or also aiming at progress. と表現することができます。

「百尺竿頭に一歩を進む」の使い方

ともこ
まだ練習するの?
健太
今度の試合は絶対に優勝したいから、練習に終わりなしだね。
ともこ
百尺竿頭に一歩を進む。すごいわ、テストもそれくらい情熱があれば簡単にいい点が取れるのに。
健太
勉強のことは言わないで。

「百尺竿頭に一歩を進む」の例文

  1. 彼は職場でも優秀な人材だが、驕(おご)ることなく百尺竿頭に一歩を進むように努力している。
  2. バブルでいい気になって、いつの間にかどん底まで落ち込んだのは、百尺竿頭に一歩を進むことに思いが至らなかったからです。
  3. 優勝したからと有頂天にならず、百尺竿頭に一歩を進むように安住しないことが大事です。
  4. 百尺竿頭に一歩を進むのは普通の人ではなかなかできないことです。

まとめ

勉強すればするほどまだ勉強することが増えてきて際限がありません。このことわざからすれば、すべて知っているような発言をする人は百尺竿頭の先まで達した人なのでしょう。本当に物事を知るということは、更に一歩を進んでまだ未熟なところがあるという心を持ち続きけることができる人なのかもしれません。


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