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【春の雪と叔母の杖は怖くない】の意味と使い方や例文(語源由来)

春の雪と叔母の杖は怖くない

「春の雪と叔母の杖は怖くない」の意味(語源由来)

意味
【ことわざ】
春の雪と叔母の杖は怖くない

【読み方】
はるのゆきとおばのつえはこわくない

【意味】
春の雪も叔母のお説教も恐れるに足りない。

ことわざ博士
「春の雪と叔母の杖は怖くない」という表現は、春に降る雪はたとえ一時的にたくさん積もっても、気温が高いためすぐに溶けてしまうこと、また、叔母(おば)が杖で叩いても、その力はそんなに強くないことから、実際には恐れるほどのものではないという意味を持っているんだ。
助手ねこ
ほな、つまり「見た目ほど大したことないよ」ってことやな。春の雪もすぐ溶けるし、おばちゃんの杖での叩きもそんなに痛くないってわけや。これは、「心配するほどのことじゃない」や「大げさに恐れる必要はない」って状況をうまく言い表してる言葉やね。

ちょっとしたトラブルや心配事も、実は大したことないことが多いってことを教えてくれてるんやな。

【語源・由来】
叔母のお説教は迫力がないので怖くない、 春に大雪が降ってもすぐにとけるので怖くないことから。

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「春の雪と叔母の杖は怖くない」の解説

カンタン!解説
解説

「春の雪と叔母の杖は怖くない」という表現は、見た目や初聞きしたときには少し心配や恐れを感じるかもしれないけれど、実際には全く心配する必要がない、つまり恐れるに足りないことを指しているんだ。

春に降る雪は、冬の雪のように長く地面に残ることはなく、気温が高いためすぐに溶けてしまう。つまり、大した影響を与えないんだね。同様に、年配のおばが杖で叩くことも、実際には大きな痛みや影響を与えることは少ないというわけ。

このことわざは、見た目や第一印象に惑わされず、物事の本質を見極めることの大切さを教えてくれるような言葉だね。心配や恐れが先走っても、実際にはそれほど問題にならないことはたくさんあるってことを、この表現は伝えているんだよ。

「春の雪と叔母の杖は怖くない」の使い方

健太
もうすぐ四月だというのに、雪が舞っているよ。
ともこ
春の雪と叔母の杖は怖くないっていうから大した事はないわよ。
健太
路面が凍ることは無くても寒いよ。
ともこ
急遽カイロを買いにいかないといけない寒さね。
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「春の雪と叔母の杖は怖くない」の例文

春の雪と叔母の杖は怖くない
  1. 春の雪と叔母の杖は怖くないというが、季節外れの大雪は交通機関に大きな乱れを生じさせた。
  2. 春の雪と叔母の杖は怖くないといわれるように、根雪になることは無い。
  3. 春の雪と叔母の杖は怖くないというが、油断して風邪を引いた。
  4. 春の雪と叔母の杖は怖くないというという、今日降った雪は明日にはとけてなくなるだろう。
  5. 春の雪と叔母の杖は怖くないといわれるとおり、降り続くことは無かった。




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