「奢る者は心常に貧し」の意味(出典)
【ことわざ】
奢る者は心常に貧し
【読み方】
おごるものはこころつねにまずし
【意味】
ぜいたくをする者は、かえって満足することなくさもしいものだ。
「奢る者は心常に貧し」ということわざは、贅沢をする人は、心の中では常に満足することがなく、貧しい状態にあるという意味があるんだよ。
そうかいな。つまり、贅沢してると、いつまでも満足せえへんんやな。
物はあっても、心の中はいつも足りへんって感じになるんやな。モノよりも心が大切やな。どんなに金使っても、心が満たされへんんやったら意味ないってことやな。
【出典】
「化書」から。
【スポンサーリンク】
「奢る者は心常に貧し」の解説
カンタン!解説
「奢る者は心常に貧し」っていうことわざはね、たくさんのお金を使ってぜいたくな生活を楽しんでいる人でも、心の中では満足感を感じることがなく、いつも何か物足りなさを感じているっていう意味だよ。
例えばね、おもちゃがたくさんある子が、でもそれでもまだ新しいおもちゃが欲しい、もっとたくさんのおもちゃがほしいと思うようなことを言うんだよ。それって、たくさんのものを持っていても、心の中は満たされていないっていうことを示しているんだよね。
「奢る」っていうのは、ぜいたくな生活をすることを意味していて、「心常に貧し」は、心の中がいつも満足できない状態を表しているんだ。だから、「奢る者は心常に貧し」っていうことわざは、どんなにぜいたくな生活をしても、それが本当の満足にはつながらないっていう教えを伝えているんだよ。物事の価値は、その量ではなく、その質や、それが自分にとってどれだけ大切なものかで決まるんだよね。
「奢る者は心常に貧し」の使い方
贅沢って楽しいよね。お金持ちの家に生まれてよかった。
奢る者は心常に貧しよ。贅沢は良くないわ。
人は不満を抱くことでここまで進化してきたんだよ。不満は大事だよ。
その進化の果てが今の地球よ。際限ない人間の欲望のせいで地球もろとも人間は滅びそうになっているわ。
【スポンサーリンク】
「奢る者は心常に貧し」の例文
- グルメ通を気取る人は奢る者は心常に貧しで、貧しい心のものが多い。
- 欲望に身を任せている者は満足することを知らず、奢る者は心常に貧しだ。
- 奢る者は心常に貧しというが、確かに贅沢病にかかった人はもっと欲しいと願ってしまうものだ。
- 王は清貧を心がけなくてはいけない。奢る者は心常に貧しで人の上に立つにふさわしくない。
- 贅沢は人の心を狂わし、奢る者は心常に貧しとなる。