【ことわざ】
奥歯に衣着せる
【読み方】
おくばにきぬきせる
【意味】
物事をはっきり言わず、どこか思わせぶりに言う。
「衣(きぬ)」は、着物や衣服という意味。
【語源・由来】
奥歯に衣をかぶせると、発音が不明瞭になることから。
【類義語】
・奥歯に物が挟まったよう(おくばにものがはさまったよう)
【英語訳】
It beats about bush without coming to the point.It says indirectly/
【スポンサーリンク】
「奥歯に衣着せる」の使い方

ねぇ、ともこちゃんは今月はなにか買ったりしたのかなぁ?

ずっと欲しいと思っていた本を、お小遣いで買ったわ。

それで、お小遣いはまだ残っていたりするのかなぁ?

健太くん、お金を貸して欲しいということなの?
奥歯に衣着せるような言い方はやめて欲しいわ。
奥歯に衣着せるような言い方はやめて欲しいわ。
「奥歯に衣着せる」の例文
- 恋人が最近将来についてどう考えているかと、奥歯に衣着せるような言い方をしながら、結婚雑誌をテーブルに置く。
- 彼の書く文章は、例え話ばかりが続いていて、奥歯に衣着せるような表現が多い。
- もし気になることがあるのなら、はっきり言ってくれ。奥歯に衣着せるような言い方をされてもわからないよ。
「歯に衣着せる」という例があるが、本来は誤り。
また、「歯に衣着せぬ」という否定形は、思ったことをずけずけ言うという意味なので、誤らないよう注意が必要。
また、「歯に衣着せぬ」という否定形は、思ったことをずけずけ言うという意味なので、誤らないよう注意が必要。
まとめ
言いにくいことがある時に、はっきりと要件を言わずに遠回しに伝えて、なんとか気づいてもらおうとすることがあるのではないでしょうか。
しかし、奥歯に衣着せるような言い方では、伝わらないこともありますね。
勇気をもってしっかりと伝える努力をしたいものですね。