「凱風南よりして彼の棘心を吹く」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
凱風南よりして彼の棘心を吹く
「棘心夭夭たり、母氏劬労す」と続く。
【読み方】がいふうみなみよりしてかのきょくしんをふく
【意味】
母が子供を愛情深く見守り育てること。
「凱風」は、万物を成長発育させるあたたかい南風。ここでは母の慈愛。「棘心」は、とげのあるいばらの木の芽生えで、手のかかる子供の意。
ほんまにそうやな。つまり、「お母さんが子供を愛情いっぱいに育てる」ってことやろ。ちょうど、冷たい風じゃなくて、暖かい風がふくように、お母さんの愛情も子供を温かくするんやな。
お母さんの愛は、やっぱり特別なんやろなあ。
【語源・由来】
あたたかい南風が吹いていばらの若い芽を育てる意から。
【出典】
「詩経」
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「凱風南よりして彼の棘心を吹く」の解説
カンタン!解説
「凱風南よりして彼の棘心を吹く」っていうことわざは、暖かい南風がいばらの木の芽に吹きかかるように、母親が子供を優しく見守って育てることを表しているんだよ。
「凱風」は、成長を助ける暖かい風のことで、ここでは母親の優しい愛情を意味しているんだ。そして、「棘心」は、棘のあるいばらの木の芽で、困難な時期を過ごしている子供や、たくさんの手間をかける子供のことを表しているよ。
たとえば、子供が困っている時や、問題がある時に、母親が辛抱強く、優しく支えてあげるような感じだね。どんなに手のかかる子供でも、母親の暖かい愛情で成長していくっていう素敵な意味が込められているんだよ。
「凱風南よりして彼の棘心を吹く」の使い方
少子化が加速しているね。
凱風南よりして彼の棘心を吹く教育をすることができるからいいかもね。
問題は高齢者を支え切れないことだね。
それは今まで無策だった政治家がわるいわよね。
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「凱風南よりして彼の棘心を吹く」の例文
- 凱風南よりして彼の棘心を吹けば、大抵の子は穏やかで優秀な子に育つ。
- 共働き家庭が増え、凱風南よりして彼の棘心を吹くことができなくなっている。
- 凱風南よりして彼の棘心を吹くように母は僕を育ててくれた。
- 学校から見放されるようなやんちゃ坊主だった健太くんを、凱風南よりして彼の棘心を吹くごとくお母さんは見守り続けた。
- 凱風南よりして彼の棘心を吹くと、世の中の犯罪件数は減る。
まるで温かい南風が吹くように、その愛情は子供の心を温かくするんだ。