「門松は冥途の旅の一里塚」の意味(出典)
【ことわざ】
門松は冥途の旅の一里塚
「冥途」は、「冥土」とも書く。
【読み方】かどまつはめいどのたびのいちりづか
【意味】
門松は正月のめでたいものだが、正月を迎えるたびに老い死に近づくものだから、死への一里塚のようなものだということ。
「冥途」は、あの世。「一里塚」は、昔、街道に一里(約4km)ごとに土を高く盛り、松や榎を植えて距離の目印とした塚。
そうなんやね!新しい年を迎えるのは楽しいけど、それは自分がまた一つ年を取るってことでもあるんだね。
人生の旅が進むのは自然なことやけど、大切な時間をどう過ごすか考えるいい機会にもなるね!
【出典】
一休和尚の狂歌からとされ、あとに「めでたくもありめでたくもなし」が続く。
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「門松は冥途の旅の一里塚」の解説
カンタン!解説
「門松は冥途の旅の一里塚」っていうのは、毎年お正月に家の入り口に立てる門松を見るたびに、私たちが1年老けていく、つまり人生の旅が進んでいくことを意味しているんだよ。
この言葉の中の「冥途の旅」は、人が死んでからの旅路を意味するんだ。そして「一里塚」は、昔の日本の道路にあった、1里(約4km)ごとの目印や休憩所のことだよ。
だから、このことわざを簡単に言うと、毎年のお正月に立てる門松は、私たちが1年間の人生の旅を進んだことのしるしだということ。それを見るたびに、人生がどんどん進んでいることを感じるんだね。
「門松は冥途の旅の一里塚」の使い方
立派な門松ね。
門松は冥途の旅の一里塚っていうよね。
縁起が良い物なのに縁起が悪そう。超ネガティブ思考な人がいうことだわ。
おめでたい正月くらいポジティブに考えないとね。
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「門松は冥途の旅の一里塚」の例文
- 門松は冥途の旅の一里塚というが、年々衰えていっているのを感じる。
- 今年もお正月を迎えたが、門松は冥途の旅の一里塚で嬉しくもあり悲しくもあり。
- 門松はめでたいもののはずなのに、門松は冥途の旅の一里塚といい死への道しるべにも思えてしまう。
- 門松は冥途の旅の一里塚だから、門松を見るとため息を一つつく。
- 時の流れに逆らうことはできないし、門松は冥途の旅の一里塚で年々年老いていくことは避けられない。
このことわざでは、毎年新しい年を迎えるたびに、人生の旅が一歩ずつ進んでいくという意味だよ。