「衢道を行く者は至らず」の意味(語源由来・出典)

衢道を行く者は至らず
【読み方】
くどうをゆくものはいたらず
【意味】
色んなことに手を出し、結局大成しないこと。


一つのことにしっかりと目を向けて、ガッツリやった方が結果が出るんやね。何でもかんでも手を出してると、大きなことは成し遂げられへんってことやな。
【語源・由来】
本道からはずれて脇道を行くものは、目的地に着くことはできない意から。
【出典】
「荀子」
「衢道を行く者は至らず」の解説
「衢道を行く者は至らず」っていうことわざはね、たくさんのことを同時にやろうとすると、どれもうまくいかない、っていう意味なんだよ。
考えてみて、道がたくさん分かれてる大きな交差点みたいなところ(それを「衢道」って言うんだ)があるとしよう。そこで、どの道にも行ってみたい!って思って、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしてたら、結局、目的地にたどり着けないよね。
それと同じで、一つのことに集中しないで、色々なことに手を出してしまうと、最終的には何も成功しない、ってことをこのことわざは教えてるんだ。だから、目の前の大切なことに集中して、それをしっかりやり遂げることが大切だよ。
「衢道を行く者は至らず」の使い方




「衢道を行く者は至らず」の例文
- 大人になったら何になりたいか決めた人は勝てる。何になりたいか定まらず衢道を行く者は至らずという。
- 事業を拡大しようかとも考えたが、衢道を行く者は至らずだから本業に専念する。
- 多趣味な人は衢道を行く者は至らずで、その道の大家になることはできない。
- 目移りして一筋に専念しなければ、衢道を行く者は至らずとなる。
- 健太くんは器用貧乏で、衢道を行く者は至らずという感じだ。























