【ことわざ】
蛇の口裂け
【読み方】
くちなわのくちさけ
【意味】
欲が深すぎるあまり、身を滅ぼす事。
【語源・由来】
「くちなわ」とは、ヘビの事を指し、ヘビは欲深く、自分の口より大きなものを口に入れようとして、口が裂ける事から。
ヘビのことを「くちなわ」と呼ぶ様になった語源は、ヘビの姿形が朽ちた縄(腐った縄)に似ている事からと言われています。現在でも、西日本を中心に「くちなわ」という言葉は使われています。
【類義語】
・蛇は口の裂くるのを知らず
・欲の熊鷹股裂くる
・蝮は人を食って泣く。
【英語訳】
・Tear the mouth of the snake.
・It will be ruined if avarice is deep.
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「蛇の口裂け」の使い方

昨日の夕方頃、近所のスーパーで、野菜の詰め放題のイベントがあったんだよ。

それは良いわね。近頃は野菜が高いからね。どんな野菜を詰め合わせできたの?

にんじんとジャガイモだったよ。僕は自信があって意気揚々と挑んだんだけど、最後の最後で袋が破れてしまって結果損した結果になってしまったんだけどね。

せっかく上手くいっていたのに、欲張ったばかりに蛇の口裂けね。今度また催されていたら、私も誘って欲しいところだわ。
「蛇の口裂け」の例文
- あんなに調子が良かったのに、欲がエスカレートしたようで彼は失敗してしまったみたいだ。蛇の口裂けだね。
- 一度大きく勝ったからといって、ギャンブルにのめり込んでしまったらいつか蛇の口裂けになるよ。
- 蛇の口裂けだなんて結果はみっともないわ。何事も最後まで欲は見せずに、堅実に物事に取り組むべきよ。
- あの事件をきっかけに、蛇の口裂けを良く存じている彼は、僧侶の様に無欲な人間になった。
- 美容整形にはまってしまった彼女の欲は底知れず、結果破産にまで追い込まれてしまった。まさに蛇の口裂けだ。