「食らえどもその味わいを知らず」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
食らえどもその味わいを知らず
「食えどもその味を知らず」ともいう。
【読み方】くらえどもそのあじわいをしらず
【意味】
集中しないと何事も身につかないこと。
あ、それは「ただやってるだけちゃうと、本当のことは分からへん」ってことやな。
たとえば、ご飯を食べても、ほんまにその味を楽しむためには、ちゃんと味わって食べなアカンってこと。そうやって、ちゃんと集中しないと、何しても本当のことは分からへんってことやね。
【出典】
「大学」
【語源・由来】
他のことに気を取られては食べ物の真の味は分からない意から。
【類義語】
・心焉に在らざれば視れども見えず
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「食らえどもその味わいを知らず」の解説
カンタン!解説
「食らえどもその味わいを知らず」という言葉は、ただ何かをやってみるだけじゃなくて、ちゃんとそのことに心を向けて、しっかりと考えたり感じたりしないと、本当の意味や価値を理解することができないっていう教えや考え方を示しているんだ。
簡単に言うと、たとえば、ごはんを食べるときに、ただ口に入れて食べるだけじゃなくて、その食べ物の味や食感、香りをちゃんと感じることで、その食べ物の美味しさや特徴を理解することができるんだよね。同じように、勉強や仕事、趣味など、何かを学ぶときや何かを経験するときも、ただ表面的にやるだけじゃなくて、心を込めて、集中して取り組むことで、その活動の真価や深い部分を理解することができるっていうことだよ。
この言葉は、心をこめて、真剣に何かに取り組むことの大切さを教えてくれるんだ。ちゃんと感じたり考えたりすることで、もっと深い理解や学び、そして喜びを得られるんだよ。
「食らえどもその味わいを知らず」の使い方
授業の内容が頭に入っていかない。
食らえどもその味わいを知らずよ。集中よ。集中。
集中しないで漫画を読んでいるからダメなんだね。
ながら勉強では無理よ。
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「食らえどもその味わいを知らず」の例文
- 食らえどもその味わいを知らずというから受験が終わるまで、恋もゲームも封印しよう。
- 集中しないといつまでたってもピアノが上手にならないよ。食らえどもその味わいを知らずだ。
- 他のことに気を取られていると、食らえどもその味わいを知らずで身につくはずもない。
- 先生の美しさに見惚れて集中していないから赤点なんだよ。食らえどもその味わいを知らずという。
- グラウンドばかり見ているから食らえどもその味わいを知らずとなる。前を向いて授業を受けなさい。
例えば、ただ食べ物を食べるだけでは、その本当の味はわからない、ということから来ているんだ。