「下種の謗り食い」の意味(類義語)
【ことわざ】
下種の謗り食い
「下種」は、「下衆」とも書く。
【読み方】げすのそしりぐい
【意味】
品性が劣るものは、食べる時まずいといいながらも人より多く食べるということ。
「下種」は、品性が劣るもの。能力が不十分なもの。
「下種の謗り食い」ということわざは、品性が低い人が、実際には美味しいものを食べているのに、不満を言いつつたくさん食べてしまう様子を指しているんだ。
ああ、そういう人おるよな。せっかく美味しいものを食べてるのに、「これあんまりやな」とか言いながら、結局たくさん食べてるんやもんな。
口では不満タラタラやけど、実際はガツガツ食べてるってわけや。そういうふりをして、実は楽しんでるってことやな。ちょっとひねくれた食べ方してる人を表してるわけや。
【類義語】
・七皿食うて鮫臭い
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「下種の謗り食い」の解説
カンタン!解説
「下種の謗り食い」という言葉は、簡単に言うと、性格や品性があまり良くない人が、食べ物を食べる時に、「うーん、これはあまり美味しくないな」とか「まずい」と文句を言いながら、でも実際にはたくさん食べてしまう様子を表しているんだよ。
例えば、BBQや食事の席で、ある人が「この料理、ちょっと味が濃すぎるよね」とか「もっとこういう風にした方がいいのに」と文句を言っているのに、その料理をどんどん食べてしまうような状況を想像してみて。
このことわざは、人の言動や態度が一致していないこと、つまり、言っていることと実際にやっていることが違うことを指摘しているんだよ。言葉で文句を言いつつ、実際には楽しんでいるその矛盾を表しているんだね。
「下種の謗り食い」の使い方
まずいなあ。こんなのでお金を取るのか。
まずいなら食べなければいいじゃない。
いやー。まずい。この店はすぐにつぶれるだろうね。
文句を言いながらおかわりまでするなんて下種の謗り食いね。
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「下種の謗り食い」の例文
- 「ホテルの朝食バイキングっておいしくないよね」と言いながらも、下種の謗り食いする彼女とは縁を切りたい。
- 義母は毎食「まずい」と言うが、下種の謗り食いで私たちの分まで食べる。
- 「こんなの食べ物じゃない」と言いつつ、私より多く食べるとは下種の謗り食いだ。
- 下種の謗り食いで「おいしくない」とぶつぶつ文句を言っているが、さっきから食べる手は止まらない。
- 「激まず」といいながらも、意地汚く食べまくっている。まさに下種の謗り食いだな。