「犬兎の争い」の意味(語源由来・出典・類義語)
【故事成語】
犬兎の争い
【読み方】
けんとのあらそい
【意味】
利を奪い合ううちに、第三者に利を奪われること。無益な争いのこと。


ええっ、それはつまり、お互いにケンカしてる間に、別の誰かがちゃっかり得をするってことやな
。犬と兎が追い合ってともに力尽きたところを、通りかかった農夫が労せず手に入れたという『戦国策』の故事なんだニャ。
【語源・由来】
足の速い犬が兎を追いかけて山を駆けまわるうちに、犬もウサギも疲れて息絶えたところ、農夫が通りかかり獲物として手に入れたという故事から。
【出典】
「戦国策」
【類義語】
・漁夫の利
・鷸蚌の争
・田父の功
「犬兎の争い」の解説
カンタン!解説

「犬兎の争い」は、『戦国策』「斉策」に見える故事に基づく言葉なんだ。足の速い犬が兎を追い続け、犬も兎も力尽きたところを、通りかかった農夫が両方を手に入れたという話だよ。
そこから、二者が利益を争ううちに双方が疲弊し、第三者に利益をさらわれることを表すようになったんだ。
「犬兎の争い」の使い方

二つの会社が激しい値下げ競争を続けているね。

争っている間に別の会社に顧客を奪われたら、まさに犬兎の争いね。

当事者同士が疲弊して、第三者だけが得をする形になるんだね。

そう。第三者が利益を得るところが、この言葉のポイントよ。
「犬兎の争い」の例文
- ライバル会社と足を引っ張り合ううちに、犬兎の争いで外資企業に乗っ取られた。
- 健太くんとドーナッツを奪い合っていたら「喧嘩するならママが食べる」と犬兎の争いになった。
- 二社が市場を奪い合う間に新規参入企業が急成長し、犬兎の争いのような結果になった。
- 彼らがともこちゃんを奪い合っている間に、犬兎の争いのように横から僕が颯爽と現れ、彼女の心をかすめ取る。
- 犬兎の争いで利益を得るとはラッキーだった。




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この故事成語の背景には、犬が兎を追いかけるあいだに、二者とも疲れ果ててしまったという物語がある。