「孔子も時に会わず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
孔子も時に会わず
「会わず」は、「遇わず」とも書く。
【読み方】
こうしもときにあわず
【意味】
立派な人でもチャンスに恵まれなければ才能が開花することはないということ。
「孔子」は、春秋時代の魯の人。儒教の始祖。
う~ん、つまり、ただの才能や努力だけではうまくいかないこともあるってことやな。時代や環境、そして運やタイミングも大切やね。
自分の能力や価値を信じつつ、時と場所を見極めて行動するのが大事やな。才能は必要やけど、それだけでは成功は難しいという教訓を、このことわざは教えてくれてるね。
【出典】
「荀子」
【類義語】
・聖も時に遇わず
・孔子も道行われず
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「孔子も時に会わず」の解説
カンタン!解説
「孔子も時に会わず」ということわざは、どんなにすごい人や、いいアイディアでも、ちょうどよいタイミングや機会がなければ、しっかりとその能力を発揮できない、っていう意味だよ。
例えばね、すごく上手なサッカー選手がいても、試合の日にけがをしてしまったら、その上手さを見せるチャンスがなくなっちゃうよね。
この言葉は、昔の偉い人、孔子という人の話からきているんだ。孔子はとても賢い人だったけど、一度、旅をしているときに、食べ物がなくてとても困ったことがあったんだ。そんな時、彼の弟子が「先生はすごいのに、どうしてこんなに大変な思いをしなきゃいけないんですか?」って質問したんだよ。それに対して、孔子は「昔から、すごい人でも、時々ちょうどよいタイミングがないと、そのすごさを生かせないことがあるんだよ」と答えたんだ。
だから、このことわざは、どんなに素晴らしい人やアイディアでも、タイミングが大事ってことを教えてくれるんだよね。
「孔子も時に会わず」の使い方
彼は才能があるのにチャンスに恵まれなかったんだよね。
孔子も時に会わずというわね。運もまた才能よね。
才能がなくても運で乗り切ってしまう人もいるし、運って大事だね。
そうね。運さえあれば人生何とかなるかもね。
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「孔子も時に会わず」の例文
- 孔子も時に会わずというが、彼は早く生まれすぎて時代が彼に追いつかず認められることはなかった。
- 宇宙飛行士を募集することも枠も少ないので、孔子も時に会わずで夢破れる人は少なくない。
- 時勢に乗れないと、孔子も時に会わずの孔子のように不遇で終わる。
- 孔子も時に会わずのように、芸術家は運に見放され存命中に認められることが少ない。
- チャンスは意外と少ない。孔子も時に会わずというが、才能を開花させることができず埋もれていく人のなんと多いことよ。
孔子は古代中国の偉大な思想家であり、彼の名を使って、才能だけでは成功できないという事実を強調しているんだ。