「采薪の憂い」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
采薪の憂い
【読み方】
さいしんのうれい
【意味】
自身の病をへりくだっていう語。
薪を取りに行った疲れとする説もある。
「采」は、「採」に同じ。「采薪」は、薪を取ること。
うーん、そういうときに使う言葉なんだね。病気で元気がないときに、「たきぎも取りに行けない」と言うんだね。
でも、それを使って自分の状態を遠回しに伝えるのが日本の文化やね。直接的じゃないけど、気持ちが伝わるような言葉の選び方がすごいわ。
【語源・由来】
病で薪を取りに行けない意から。
【出典】
「孟子」
【類義語】
・負薪の憂い
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「采薪の憂い」の解説
カンタン!解説
「采薪の憂い」という言葉は、古い本「孟子」の中の話から来ているんだよ。これは、自分が病気で体が弱っていて、薪(たきぎ)を拾いに外に出られない、という状態を表しているの。要するに、自分の体が弱っていること、元気がないことをへりくだって言うときに使う表現なんだ。
たとえば、元気がない日に、「今日は采薪の憂いで、あまり動けないなぁ」と言うことで、自分の体調が良くないことを控えめに伝えるときに使われることがあるんだよ。
「采薪の憂い」の使い方
健太くん。ずっと学校を休んでいたのね。
采薪の憂いで入院していたんだ。退院できてよかったよ。
完治したの?
通院は続いているけど良くなったよ。
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「采薪の憂い」の例文
- 采薪の憂いで休み、皆さんにご迷惑をおかけしました。
- 先日の采薪の憂いのおかげで、心配してくれた家族に感謝する気持ちが芽生えました。
- 采薪の憂いで苦しんだので、タバコと酒をやめることにしました。
- メタボだったんですが、采薪の憂いのために30kg減りましたよ。
- 感染症蔓延中は采薪の憂いが原因で重症化しやすいと考えられていたため、ほとんど外出しませんでした。
この言葉は、自分の病気や弱さを控えめに、あるいは謙遜して伝えるときに使われるものだね。