「敝蹤を棄つるが如し」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
敝蹤を棄つるが如し
【読み方】
へいしょうをすつるがごとし
【意味】
一切惜しむことなく捨て去ること。
『孟子』「尽心上」の原文は「舜視棄天下、猶棄敝屣也」。原典では「敝屣(へいし)」と表記され、日本語のことわざ辞典には「敝蹤(へいしょう)を棄つるが如し」という形もある。類義表現に「弊履を棄つるが如し」がある。

「敝蹤を棄つるが如し」は、破れた履物を捨てるように、何の未練もなく大切なものを手放すことのたとえだよ。『孟子』「尽心上」では、舜が天下を棄てることさえ破れた履物を捨てるようだと述べているんだ。

大切な地位や財産でも、未練なく手放すことがあるんだニャ。古くなった物をただ捨てるだけの話ではないんだニャ。
【出典】
『孟子』「尽心上」
【語源由来】
『孟子』「尽心上」の「舜、天下を棄つるを視ること、なお敝屣を棄つるがごとし」という趣旨の句に基づく。破れた履物を捨てるように、少しも惜しまないことのたとえ。
「敝蹤を棄つるが如し」の解説
カンタン!解説
「敝蹤を棄つるが如し」は、破れた履物を惜しみなく捨てるように、地位や財産などを未練なく手放すことのたとえだよ。
『孟子』「尽心上」に、舜が天下を手放すことを破れた履物を捨てるようだとした一節があり、原文は「敝屣」という字を使っているんだ。日本語には「敝蹤(へいしょう)」という形や、類義の「弊履を棄つるが如し」もあるよ。
ただ不要な品物を片づけるというより、普通なら惜しくなるような大切なものさえ、執着せずに捨て去る様子を表すのがポイントなんだ。
「敝蹤を棄つるが如し」の使い方

長く務めた委員長の役を、あっさり後輩に譲った人がいるんだ。

責任のある立場だったのに、未練がないんだね。

「敝蹤を棄つるが如し」という言葉を思い出したよ。

大切な地位であっても、惜しまず手放すことをたとえた言葉なんだね。
「敝蹤を棄つるが如し」の例文
- 彼は長く務めた役職を、敝蹤を棄つるが如しというほど未練なく後任に譲った。
- 賞金を惜しまず寄付したその人の姿は、敝蹤を棄つるが如しという言葉を思わせた。
- かつて大切にしていた肩書を敝蹤を棄つるが如く手放し、新しい道を歩み始めた。
- 『孟子』には、舜が天下を棄てることを敝蹤を棄つるが如しにたとえる一節がある。
- 大きな利益を得る機会でも、信念に反するとして敝蹤を棄つるが如く退いた。




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