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「鎡基ありといえども時を待つに如かず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
鎡基ありといえども時を待つに如かず
【読み方】
じきありといえどもときをまつにしかず
【意味】
才能があっても時機が来ないと生かすことはできない。
「鎡基」は、くわやすきなどの農具。
「鎡基ありといえども時を待つに如かず」ということわざは、どんなに才能や能力があっても、適切な時期や環境が整わなければその能力を十分に発揮することはできない、という意味を持っているんだよ。
なるほどねえ。つまり、すごい技や才能を持ってても、その時が来なければ、それを生かすのは難しいってことやな。
例えば、すごいサッカー選手がいても、ピッチに立つチャンスがなければ、その技を見せることができへんわけや。ちょっと残念やけど、タイミングって大事やな。タイミングを逃さず、そのチャンスを掴むのが大切やね!
【語源・由来】
農具があっても耕作に適した時候が来なければそれを待つしかないということから。
【出典】
「孟子」
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「鎡基ありといえども時を待つに如かず」の解説
カンタン!解説
「鎡基ありといえども時を待つに如かず」っていう言葉はね、たとえ話で言うと、才能や道具があっても、ちょうどいいタイミングや時期が来ないと、それを最大限に活かすことはできない、っていう意味だよ。
例えばね、釣りをする時に、最高の釣り竿やエサがあっても、魚がたくさん泳いでいる時間じゃなかったら、なかなか釣れないよね。同じように、すごい才能やスキルがあっても、ちょうど良い機会や環境がなければ、その才能を発揮するのは難しいんだ。
このことわざの「鎡基」とは、農具のことを指していて、たとえば、すべての農具が揃っていても、畑を耕すのにちょうど良い季節や天気が来ないと、耕作を始めるのは待たないといけない、っていうことから来ているんだよ。
だから、この言葉は、どんなに準備ができていても、最適なタイミングやチャンスを待つことの大切さを教えてくれているんだよね。
「鎡基ありといえども時を待つに如かず」の使い方
ともこちゃんは才能があるのに、なかなか認められないね。
鎡基ありといえども時を待つに如かずよ。じっと我慢の子。
ずっと認められなかったらどうするの。
認められないわけがないから、日々切磋琢磨するだけよ。
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「鎡基ありといえども時を待つに如かず」の例文
- 鎡基ありといえども時を待つに如かずというから、焦らずその時がくるのを待つ。
- 時流に乗っている者にはかないっこないので、鎡基ありといえども時を待つに如かずというから、追い風が来るまで待とう。
- 才能だけじゃ成功できない。鎡基ありといえども時を待つに如かずといい、タイミングも大事なんだ。
- 能力があっても運を味方につけないと、鎡基ありといえども時を待つに如かずだ。
- 成功するには鎡基ありといえども時を待つに如かずといい、時機を見極めなければいけない。