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【春秋の筆法】の意味と使い方や例文

【ことわざ】
春秋の筆法

【読み方】
しゅんじゅうのひっぽう

【意味】
孔子の編集によるといわれる『春秋』(五経の一つ)に見られるような厳しい批判的態度による論法。さらに、間接的な原因を直接的な原因として表現し、真理をつくやり方。

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「春秋の筆法」の使い方

健太
春秋の筆法をもってすれば、今日遅刻したのはともこちゃんのせいだ。
ともこ
えっ。なんで?私は健太くんと一緒に登校する約束をしていたかしら?
健太
登校中に道路の反対側にともこちゃんの姿が見えたから、おはようって声をかけたのに無視したじゃないか。あの時僕の声に気が付いてくれれば、道路を渡ってともこちゃんの方にいったと思うんだ。そうしたら、僕がマンホールに落ちて遅刻することもなかった。
ともこ
ほとんど八つ当たりじゃないの。

「春秋の筆法」の例文

  1. 春秋の筆法をもって感想を言わせてもらえば、君の文章はもっと推敲(すいこう)したほうがいい。
  2. 浅野の遺臣等の憤りは、不公平な裁定に対する抗議だったから、春秋の筆法をもってすれば、吉良を倒したのは将軍であるといえる。
  3. 海外での日本人の人質事件について、春秋の筆法をもってすれば、この事件は当時の政権がまいた種によるものと思う人が少なくなかった。
  4. 春秋の筆法をもってすれば、今回の不祥事が、組織の低下しきっていたモラルの向上を促したとも言える。
  5. 春秋の筆法をもってすれば、あのtwitterが、後の大きな事件を起こすきっかけとなったと思う。

「春秋の筆法」の文学作品などの用例

また、太平記的な、春秋の筆法では、この合戦中にも、いろんな奇瑞や天変があったとしている。たとえば八幡大明神の加護が見えたとか、奇鳥の群れがお座所の上をめぐったとか、事毎ことごと、奇をうたッているのであるが、じつは人心が幕府を見かぎり出したきざし以外なものではない。(吉川英治の私本太平記より)


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