「蜆貝で海を量る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
蜆貝で海を量る
【読み方】
しじみがいでうみをはかる
【意味】
不可能なこと。努力しても無駄なこと。
「蜆貝で海を量る」という言葉は、とても小さい蜆の貝殻で広大な海の水を計ろうとすることから、どう考えても不可能なことをしようとしている状況を表しているんだよ。
ええ、なるほどな〜。つまり「めっちゃ小さいもので、めちゃくちゃ大きいものを計ろうとしてる」ってことやんな。それはもう、「そんなん無理やろ!」って話や。
例えば、勉強も一晩で全部覚えようとしたら、それは「蜆貝で海を量る」みたいなもんやな。ちょっとずつ、コツコツやるのが大切やね。
【語源・由来】
蜆の貝殻で大きな海の水の量をはかること。
【類義語】
・蜆貝で井戸替え
・蜆貝にて大海を換え干す
・貝殻で海を量る
・大海を手で塞ぐ
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「蜆貝で海を量る」の解説
カンタン!解説
「蜆貝で海を量る」っていうことわざはね、とても小さいもので、すごく大きなものを測ろうとしているけど、それは絶対に無理だよね、っていう意味を持っているんだ。
「蜆貝」っていうのは、ちっぴらっとした小さな貝のことを指していて、「海」はものすごく広くて大きな水の広がりを表しているよ。だから、小さな貝の殻で、その巨大な海の水を全部量ろうとしても、そりゃ絶対に無理だよね。
この言葉は、自分の力や能力を考えずに、とても大きなことをしようとしている状態や、とても難しい問題を解決しようとしているけど、それはとうてい無理だよ、っていう状況を表しているんだ。
例えば、「小学生が大学の試験を受ける」みたいな、レベルが合っていない状況や、「一人で宇宙ロケットを作る」みたいな、とても大きな仕事を一人でやろうとしている状況を指して使う言葉なんだよ。
だから、このことわざは、「無理なことは無理だよ」とか「自分の力を正しく理解しよう」って教えてくれる言葉なんだね。
「蜆貝で海を量る」の使い方
学生の社長が増えているね。
インターネットが普及して、より多くなったわね。
僕も学生社長になれるかな。
健太くんは面倒くさがり屋だから蜆貝で海を量るようなものね。
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「蜆貝で海を量る」の例文
- 月へ行くのは蜆貝で海を量ることだと考えられていたのに、人類は月に上陸した。
- 蜆貝で海を量る作業を情熱で可能にし、黒部ダムは作られた。
- イカダで世界一周は蜆貝で海を量るごとしだ。遭難してみんなに迷惑をかける。
- F判定からの合格は蜆貝で海を量るのと同じだと鼻で笑われたことに腹が立ち、合格して見返してやった。
- 人間の欲望に際限はないので、地球環境の改善は蜆貝で海を量るようなものだ。