「日月に私照無し」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
日月に私照無し
「日月は私照無し」ともいう。
【読み方】じつげつにししょうなし
【意味】
恩恵を平等にほどこすこと。
「日月に私照無し」という言葉はね、太陽や月が誰に対しても公平に光を当てることから、恵みや助けを与える時に偏りがないという意味を持っているんだよ。
ほーん、それでいうと、「太陽や月はえこひいきせえへんで、みんなに平等に光を当ててくれる」ってことやな。
それを人間に当てはめると、「助けをあげる時は、えこひいきせんと、みんなに平等にしてあげんとあかん」ってことを教えてくれてるわけやな。公平って大事やな、これは。
太陽や月はすべてを公平に照らすことから。
【出典】
「礼記」
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「日月に私照無し」の解説
カンタン!解説
「日月に私照無し」っていう言葉はね、太陽や月は何にも偏らず、全てのものを平等に照らしてくれるっていう意味で使われるんだよ。
例えばね、太陽は空に出ると、お金持ちの家も貧しい家も、山も川も、全てに光を当ててくれるんだね。月も同じで、夜になるとどこにでも優しく光を送ってくれるんだよ。
この言葉は、人に親切にする時も、お金持ちだからっていう理由でたくさんの恩恵を与えたり、貧しいからって少なくしたりしないで、全ての人に平等に優しくするべきだって教えてくれているんだ。
だから、「日月に私照無し」っていうのは、太陽や月のように、全ての人に公平に優しくすることが大切だよっていう教えなんだね。
「日月に私照無し」の使い方
太陽は貴賤を問わず、日月に私照無しだね。
平等に降り注ぐから、これを生かすも殺すもその人次第ね。
うまく生かす人がお金持ちになるんだろうね。
そうやって貧富の差が開いていくのよね。
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「日月に私照無し」の例文
- 彼は私情に振り回されず、日月に私照無しだ。
- 教師は日月に私照無しのように、生徒に平等に接するべきだ。
- 日月に私照無しのごとく依怙贔屓しない上司は少ない。
- 芸能界は事務所の力がものをいうので、日月に私照無しとは正反対な世界だ。
- 政府は富裕層寄りの政治をしているが、日月に私照無しであるべきだ。