「仁者は山を楽しむ」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
仁者は山を楽しむ
【読み方】
じんしゃはやまをたのしむ
【意味】
徳がある人は落ち着き安らかな心をもっているから、静かで動かない山を楽しむ。欲に心動かされない心境をたたえることば。
山のように不変の美しさを愛でることができるっていうのは、ほんまに素敵なことやね。心が平和であれば、どんな状況でも幸せを感じることができるんやな。
【出典】
「論語」
【類義語】
・山は仁を以て静なり、水は知を以て流る
「仁者は山を楽しむ」の解説
「仁者は山を楽しむ」っていうことわざはね、とってもシンプルで、大事な教えを含んでいるんだよ。これは、「天命に安んじて欲に動かされることのない仁者は、不動の山を見て楽しむ」という言葉から来ているんだ。
簡単に言うと、本当に優しい心を持った人は、自然の美しさや山の静けさを楽しむことができるってことなんだ。そんな人は、いつも自分の欲望や利益だけを考えて動くわけじゃなくて、もっと大きな世界や自然の素晴らしさを感じることができるんだね。
たとえば、山を見てただの石や木だと思う人もいるけど、仁者はその山に感動したり、そこから何か大切なことを学んだりするんだよ。それは、彼らがただ物事を表面的に見るのではなく、もっと深い意味や価値を見つけられるからなんだ。
このことわざは、「論語」雍也(ようや)という古い教えから来ていて、私たちに自然の美しさや大切さ、そして心の優しさを大切にすることを教えてくれるんだね。
「仁者は山を楽しむ」の使い方
「仁者は山を楽しむ」の例文
- 彼女は大金を目の前に積まれても首を縦に振らず、仁者は山を楽しむという感じだった。
- 常にどんと構えている心大きい彼は、仁者は山を楽しむというように山登りが好きだ。
- 仁者は山を楽しむとは本当で、徳の高い人は都会よりも山を好んでいる傾向がある。
- いつも落ち着いていて動じることがないともこちゃんは、仁者は山を楽しむという言葉の通り山を好み山の写真を部屋に飾っている。
- 高い地位を用意されても心動かず、仁者は山を楽しむ。