「知って知らざれ」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
知って知らざれ
【読み方】
しってしらざれ
【意味】
よく知っていることをひけらかさないのが奥ゆかしく正しいあり方だということ。
「知って知らざれ」という言葉は、自分がよく知っていることでも、あえて知らないふりをすることが、控えめで上品な態度だと教えてくれているんだよ。
ああ、なるほどなー。つまり、「知ってても、知らんふりをするのが、ええ感じってことやな。
知ってることをドヤ顔で披露せんと、控えめにしておくのが、おしゃれやねんな。
【出典】
「老子」
【類義語】
・知って知らぬが真の物知り
・能ある鷹は爪を隠す
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「知って知らざれ」の解説
カンタン!解説
「知って知らざれ」っていう言葉はね、本当はよく知っていることでも、わざと知らないふりをすることが、上品で控えめであるという意味なんだよ。
この言葉は「老子」っていう古い中国の哲学書に出てくる「知って知らざるは上なり、知らずして知るは病なり」っていう言葉に由来しているんだ。これは、「物事をよく知っていても、知っていることをあえて表に出さない方が賢いし、立派だよ。でも、本当は知らないのに知っているふりをすることは、良くないことだよ」っていう意味が込められているんだ。
例えば、誰かが間違った情報を話しているときに、それを正してしまうと相手を恥ずかしい思いをさせてしまうかもしれないよね。でも、「知って知らざれ」の精神で、知っていても知らないふりをすることで、相手の面子を守ることができるんだよ。これはとても思いやりがあって、上品な行動と言えるね。
だから、「知って知らざれ」っていう言葉は、知識をひけらかさずに、控えめでおくゆかしい態度を持つことの大切さを教えてくれる言葉なんだよ。
「知って知らざれ」の使い方
聞いて聞いて。僕って物知りなんだよ。
知って知らざれよ。もっと謙虚にならないとだめよ。
知っていることを披露して「すごーい」とか「へえー」って言ってもらいたいじゃない。
それじゃあ器が小さい人間ですって言っているようなものなのよ。
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「知って知らざれ」の例文
- 知識をひけらかしてはいけない。知って知らざれだ。
- 知っていても黙っていた方が、知って知らざれというように奥ゆかしい。
- 能ある鷹は爪を隠すというし、知って知らざれともいう。本当に優秀な人は才能を表に出さないものだ。
- 自慢気に知識を語る人は嫌われやすいので、知って知らざれを守った方が良い。
- 知って知らざれというから知らないふりをしておこうかな。