「至徳を論ずる者は俗に和せず」の意味(出典)
【ことわざ】
至徳を論ずる者は俗に和せず
【読み方】
しとくをろんずるものはぞくにわせず
【意味】
最高の徳を論ずる人は、世俗の議論に妥協しないということ。


普通の人とはちょっと違う、大きなことを考えてる人たちがおって、そういう人たちは日常のケンカや揉め事には関わらず、もっと大事なことを考えてるってわけやな。これは、大きな視点で物事を見ることの重要さを教えてくれる言葉やね。
【出典】
「商君書」
「至徳を論ずる者は俗に和せず」の解説
「至徳を論ずる者は俗に和せず」というのはね、本当にすごい徳を持っている人っていうのは、普通の人たちがよくするような話し合いや、みんなで同じ意見になることに、あまり合わせないっていう意味なんだよ。
たとえば、みんなが「これがいいね!」って言っていることに、その人は「うーん、でも本当にそれがいいことかな?」って考えるんだね。その人はもっと高い、良いことを考えていて、だから普通の意見や流行には簡単には同意しないんだ。
「至徳」というのは、ものすごく立派で、かなり高いレベルの良い性質のこと。そういう性質を持っている人は、他の人たちが何と言おうと、自分が正しいと信じることを大事にするんだよ。
だから、この言葉は「本当に立派な徳を持っている人は、ただみんながいいと言っていることに同意するのではなく、自分の考えをしっかり持って行動する」ということを教えてくれているんだね。
「至徳を論ずる者は俗に和せず」の使い方




「至徳を論ずる者は俗に和せず」の例文
- 至徳を論ずる者は俗に和せずというから、SNSで何を言われようが気にしない。
- 票集めのために、至徳を論ずる者は俗に和せずに反し世論におもねる政策を打ち出す。
- 人の意見に耳を傾けることは大事だが、至徳を論ずる者は俗に和せずだから妥協はしない。
- 自分の正義を貫き、至徳を論ずる者は俗に和せずの姿勢を守る。
- 至徳を論ずる者は俗に和せずと考え、自分の信じるところを押し通す。
























この言葉は、高い理想や価値観を持つ人は、一般的な社会の流行や小さな議論には興味を示さないことを教えてくれているんだね。