「舎を道辺に作れば三年にして成らず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
舎を道辺に作れば三年にして成らず
【読み方】
しゃをどうへんにつくればさんねんにしてならず
【意味】
他人の意見に耳を傾けていたら何もできないということ。
建てる家も、自分の意思でしっかりと決めんと、いつまで経っても建たへんってことか。人の意見も大事やけど、最終的には自分で決めなあかんってことやな。
【語源・由来】
家を道端に建てようとして往来の人に相談していたら、勝手な意見ばかり出ていつまでも完成しない意から。
「後漢書」
「舎を道辺に作れば三年にして成らず」の解説
「舎を道辺に作れば三年にして成らず」というのは、もし家を道のそばに建てることになったとして、通りすがりの人たちにどうしたらいいかを聞いていたら、みんながそれぞれ違う意見を言うから、いつまでたっても家が完成しないよ、という意味のことわざだよ。
たとえば、学校のプロジェクトでクラスみんなで何かを作ろうとしているときに、みんなにどうしたらいいか意見を聞いたとするね。でも、クラスの子たちがみんな違う意見を言って、なかなか一つの決定にたどり着かないことがあるかもしれないよね。そうすると、なかなかプロジェクトが進まなくなっちゃう。
このことわざは、たくさんの人の意見を聞くのは大事だけど、それだけで全部の意見に従っていたら、物事がなかなか決まらないし、進まないということを教えてくれるんだ。だから、時には自分で決断をして、物事を前に進めることも大切だということを覚えておこうね。
「舎を道辺に作れば三年にして成らず」の使い方
「舎を道辺に作れば三年にして成らず」の例文
- 舎を道辺に作れば三年にして成らずだから、ネットで調べた方が早い。
- 人の考え方は十人十色だし、人の正解が自分の正解とは限らない。舎を道辺に作れば三年にして成らずというから自分で正解を導き出すほかない。
- 他人の意見に頼っていたら、舎を道辺に作れば三年にして成らずだ。
- 誰かの意見に耳を傾けることは良いことだが、舎を道辺に作れば三年にして成らずというからほどほどにしておけ。
- たくさんの意見を聞いて取捨選択するのはいいけど、舎を道辺に作れば三年にして成らずとならないようにね。