「笑中に刀あり」の意味（出典・類義語）
【ことわざ】
笑中に刀あり
【読み方】
しょうちゅうにとうあり
【意味】
表面は穏やかそうだが、心の内には邪心を秘めていること。
「笑中」は、顔に笑みをたたえているの意。
ほほー、それはつまり、「ニコニコしてるけど、心の中では悪いこと考えてる人がいる」ってことやな。
笑顔の裏に隠れた危ない気持ち、みたいなことや。見た目や言葉だけじゃなくて、その人の本当のことをよく見なあかんってことやな。まさに「表の顔と裏の顔がある」というやつや。
【出典】
「新唐書」
唐の李義府を世人が評した言葉。
【類義語】・笑いの内に刀を礪ぐ
・笑みの中の刀
・笑裏刀を磨く
・口に裏あり腹に剣あり
・真綿に針を包む
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「笑中に刀あり」の解説
カンタン！解説
「笑中に刀あり」ということわざは、表面上はにこにこ笑っているけど、心の中では悪いことを考えている人を表す言葉だよ。たとえば、誰かが優しく笑いながらも、実はその人のことを悪く思ったり、何か嫌なことをしようと考えているときに使うんだ。
このことわざは、昔の中国で李義府という人が、外見は穏やかだけど、心の中は陰険で、他人をだますような性格だったことからきているんだよ。だから、「笑中に刀あり」って言うときは、人の表面だけを信じないで、その人の本当の性格や考えをよく見ようという意味が込められているんだね。
「笑中に刀あり」の使い方
あの人はいつもニコニコしているね。
能面みたいで、笑中に刀ありじゃないかって怖いわ。
僕は良い人そうだなって思ったけどな。
ああいう人こそ腹の中は真っ黒なのよ。
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「笑中に刀あり」の例文
- 営業マンは全員、笑中に刀ありだと思っている。
- 彼女は人前で怒ったことがないが、笑中に刀ありで内心相手をぼろくそに言っていそうな気がする。
- 彼は穏やかそうだが、笑中に刀ありというようにSNSの裏アカで毒を吐いている。
- 見た目とは裏腹に、笑中に刀ありのごとく彼の心は陰険だ。
- 笑中に刀ありというから、あんまり人を信用しない方が良い。
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つまり、表面上は親切そうに見えても、実は裏で悪いことを考えている人のことを言うんだね。