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出典:唐書(とうじょ)の故事ことわざ一覧

『唐書』は、中国の正史の一つで、唐王朝の歴史を記述したものです。主に「旧唐書」と「新唐書」の二種が存在します。

「旧唐書」は、五代後晋の劉昫らにより撰述され、945年に完成しました。全200巻から成り、本紀20巻、志30巻、列伝150巻を含んでいます。

編纂時には、唐初から武宗朝までの実録が残っており、それらの材料を手を加えずに忠実に記録しています。

ただし、宣宗朝以降、唐末の混乱期に多くの根本史料が失われたため、史料不足による記述の不備が目立ちます。

一方、「新唐書」は、宋の欧陽修らにより撰述され、1060年に完成しました。

全225巻から構成され、本紀10巻、志50巻、表15巻、列伝150巻を含みます。

特に本紀、志、表の部分は欧陽修が、列伝は宋祁が撰述しました。

この「新唐書」は、古文を書き改め、国家意識を強く反映しており、近世では広く利用されてきました。

しかし、どちらの書もそれぞれの価値があり、併用して参照することが望ましいとされています。