「積毀骨を銷す」の意味(語源由来・出典)

積毀骨を銷す
【読み方】
せっきほねをしょうす
【意味】
人々の言う悪口の恐ろしさをいう。


人の強さや信頼も、悪い言葉が重なるとなくなってしまうんやね。言葉の力ってすごいけど、だからこそ気をつけなあかんね。
【語源・由来】
度重なる讒言は堅い骨さえ溶かす意から。
【出典】
「史記」
「積毀骨を銷す」の解説
「積毀骨を銷す」という言葉は、鄒陽の「於獄上書自明」という作品に由来する表現で、悪口や讒言(ざんげん、他人を陥れるための虚偽の告発や悪評)が積み重なると、たとえ堅い骨であっても溶かしてしまうほどの強い影響力があるという意味を持っているんだ。
この言葉は、人々が言う悪口や悪評がどれほど恐ろしいものであるかを警告しているんだよ。例えば、誰かに対して少しずつ悪い噂や不当な批判が積み重なると、その人の評判や信用が徐々に壊れてしまい、最終的にはその人の人生やキャリアを破壊するほどの影響を与えることがあるんだね。
このことわざは、悪口や讒言が積み重なることで、最終的にはとても堅固なものでさえ破壊する力があるということを教えてくれているんだ。だから、他人に対する言葉の影響力を軽視しないように、また、悪意のある言葉や虚偽の情報に惑わされないようにすることが大切だというメッセージが含まれているんだよ。
「積毀骨を銷す」の使い方




「積毀骨を銷す」の例文
- 積毀骨を銷すというからエゴサーチはやめられない。
- 人の不幸は蜜の味だから、悪口は新幹線のようにはやく伝わり積毀骨を銷すようにこわい。
- 昔から積毀骨を銷すと言われていたが、インターネット社会では広がりやすく消えにくいので余計に怖い。
- 積毀骨を銷すというから、早く火消しをしないと人の噂は一度火が付くと恐ろしいことになる。
- 悪口を言われても相手にするなというが、積毀骨を銷すからほうってはおけない。























