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「象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知る」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知る
【読み方】
ぞうのきばをみてすなわちそのうしよりだいなるをしる
【意味】
一部分を見れば全体を知ることができる。
おお、なるほど!つまり、「一部分を見るだけで全体を想像できるんや!」ってことやな。
例えば、象の牙を見たら、それだけで象が牛よりも大きいことがわかるってわけや。
【語源・由来】
象牙を見てその大きさから、牛より大きいことを知る意から。
【出典】
「淮南子」
【類義語】
・一斑を見て全豹を卜す
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「象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知る」の解説
カンタン!解説
「象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知る」ということわざは、「部分から全体を判断する」という意味を持つ言葉だね。このことわざでは、象の牙の大きさを見ることで、象自体が牛よりもずっと大きいということを理解するという例が使われているんだ。
このことわざの中で象の牙は、象の一部分を示しているけど、その牙だけを見ても、象全体の大きさが牛よりも明らかに大きいことが分かるんだよ。これは、何かの一部分だけを見ても、その全体の性質や特徴を推測できるということを表しているんだ。
例えば、このことわざを使って、物事の一部分だけを見ても、全体の概要や性質が理解できるような状況を説明することができるんだ。このように、象の牙の例を使うことで、部分的な情報から全体の大きなイメージをつかむという考え方を表現しているんだね。
「象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知る」の使い方
ケーキ屋のカスタードを食べればその店のランクが分かるわよ。
カスタードってそんなに差が出る?
全く違うよ。象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知るように、その店の力量をはかることができるわ。
へえ。意識して食べてみようかな。
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「象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知る」の例文
- トイレを見れば、その家の全てを知ることができる。象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知るというやつだ。
- その人が書く文字で象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知るように、大体の為人が分かる。
- 接客で象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知ることはできない。残念な接客でもおいしい店はたくさんある。しかし自分はそういう店には二度といかない。
- 空港の雰囲気で象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知るごとく、その国の情勢を知ることができる。
- 生徒の登下校風景で、象の牙を見て乃ち其の牛より大なるを知るようにその学校の偏差値、いじめの多少、雰囲気の全てがわかる。
象の牙を見て、その大きさから牛よりも大きいことを知ることができるということだよ。