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【上、材を求むれば臣は木を残う】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

上、材を求むれば臣は木を残う

「上、材を求むれば臣は木を残う」の意味(語源由来・出典)

意味【ことわざ】
上、材を求むれば臣は木を残う

【読み方】
かみ、ざいをもとむればしんはきをそこなう

【意味】
人の上に立つ者の不用意な発言が下の者に影響を与え、度を越えた行動を引き起こし問題を生じることがあるから気を付けよという戒め。

ことわざ博士
「上、材を求むれば臣は木を残う」というのは、上位の者の求めることが、下位の者にとっては時として過度な要求となり、逆に良くない結果をもたらすことがあるという教えだね。
助手ねこ
確かに、リーダーや上司の一言には重みがあるから、その影響を考えながら言葉を選ばないとね。

たとえば、上が「いい材を持ってきて」と言えば、下の者は必死になって全ての木を伐採しちゃうかもしれない。結果、森がなくなっちゃうことも…。一言の重みを知って、考えて行動することが大切やね。

【語源・由来】
君主は少しばかりの材木を求めると、臣下は気に入られようと大木を無駄に切り倒す意から。

【出典】
淮南子えなんじ

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「上、材を求むれば臣は木を残う」の解説

カンタン!解説
解説

「上、材を求むれば臣は木を残う」っていう言葉は、リーダーや上の立場の人が、ちょっとしたことを言っただけで、下の立場の人たちがそれを大事に考えて、行動を変えちゃうことを示してるんだよ。

例えば、会社の社長や国の首相なんかが、「この材料がほしいな」と言ったとするね。すると、その下の人たちは「早くその材料を手に入れなきゃ!」と思って、必死になってその材料を探しに行くかもしれない。でも、実際には、上の人が言ったことは軽い気持ちで言っただけかもしれないんだ。

この言葉は、中国の古い哲学の本『淮南子』から来てるんだって。このことわざを使うときは、上の人の発言の力や影響の大きさを指して使うことが多いよ。上の立場の人が、言葉を慎重に選んで発言することの大切さを教えてくれる言葉だね。

「上、材を求むれば臣は木を残う」の使い方

健太
上、材を求むれば臣は木を残うというのに、上司の暴言が減らないね。
ともこ
まさか自殺するとは思わないんでしょうね。
健太
上司は自分の発言のせいで部下を自殺に追いやることもあると知って発言するべきだよね。
ともこ
殺人と同じよ。
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「上、材を求むれば臣は木を残う」の例文

例文
  1. 発言には気をつけないと上、材を求むれば臣は木を残うし、最近は発言を録音する者も多い。
  2. 上司の何気ない発言からでも部下は斟酌し、上、材を求むれば臣は木を残うとなる。
  3. 上、材を求むれば臣は木を残うから、肩書のある者はその言動に注意を払うべきだ。
  4. 忠実な部下であるほど上、材を求むれば臣は木を残うことになり、その責任を上司である自分も取ることになりかねない。
  5. 上、材を求むれば臣は木を残うので、上司には部下を思いやる良識ある発言が求められる。

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