【升を以て石を量る】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

升を以て石を量る

「升を以て石を量る」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味【ことわざ】
升を以て石を量る

【読み方】
しょうをもっていしをはかる

【意味】
小人には賢者の胸の内を推量することはできない。

「升」は、一升枡。漢時代の一升は、約0.2ℓ。石は、一石は一升の百倍。
ことわざ博士
「升を以て石を量る」ということわざは、小さな尺度や基準では大きなものを測定することができないという意味を持っているんだよ。

物事を判断する際に適切な尺度や視点を持つことの重要性を教えてくれる言葉なんだ。

助手ねこ
へぇ、それは深いなぁ。つまり、「小さい基準では、大きなものは測れへん」ってことニャ。小さい尺度で大きな価値や能力を測ろうとすると、正しい評価はできひんってことや。大きな物事を理解するためには、もっと広い視野や適切な尺度が必要だってことを教えてくれる言葉ニャ。

物事を評価するときには、その大きさや重要性に見合った方法で考えることが大事だってことや。

【語源・由来】
一升枡でその百倍の一石をはかることから。

【出典】
「淮南子えなんじ」

【類義語】
・小人の心を以て君子を量る
・小人の腹を以て君子の心を為なす

「升を以て石を量る」の解説

カンタン!解説
解説

「升を以て石を量る」ということわざは、小さな単位や基準で大きなものを測ることの不可能性や不適切さを表しているんだ。この言葉は『淮南子』に由来しており、一升の計量器で一石(非常に大きな量)を量ることはできないという意味からきているんだね。

この表現は、小さいものや小さな視野では大きなものや広い視野を持つものを正確に理解したり評価したりすることができないということを示しているよ。例えば、小さな経験や知識しか持たない人が、大きな経験や深い知識を持つ人を理解するのは難しい、という状況がこれに当てはまる。

「升を以て石を量る」ということわざは、適切な基準や視野を持って物事を評価することの重要性を教えてくれるんだ。つまり、大きなものや複雑な事象を理解し、評価するためには、それに見合った適切な基準や方法が必要だということを伝えているんだね。

「升を以て石を量る」の使い方

健太
政治家は庶民の気持ちは分からないんだろうな。
ともこ
政治家も升を以て石を量ると思っているわよ。
健太
上から目線だな。
ともこ
「先生」って呼ばれる職業の人は往々にして上から目線よ。

「升を以て石を量る」の例文

例文
  1. 天才の考えることは升を以て石を量るようなもので、凡人には理解できない。
  2. 彼のやることはよくわからん。升を以て石を量るというやつなのかな。
  3. 賢人は凡人より広い世界が見えているから、升を以て石を量るごとく凡人には賢人の言動は理解不能なものだ。
  4. 愚者からすれば横暴に見えることでも、升を以て石を量るように推し量ることができてないだけで賢者の頭の中では成功への一歩かもしれない。
  5. 愚かな僕には賢いともこちゃんの心中を推し量ることはできず、升を以て石を量るだ。いつか分かるようになりたい。



講談社刊行・全3冊

運営者・北澤篤史の著書

ことわざ・四字熟語・漢字熟語を、マンガで楽しく学べる図鑑シリーズです。

※Amazon・楽天の購入先にはアフィリエイトリンクが含まれます。

マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉の表紙
ことわざ

マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉

試験によく出ることわざを、マンガと解説で楽しく学べる一冊。

マンガでわかる おもしろ四字熟語図鑑〈試験に出る〉の表紙
四字熟語

マンガでわかる おもしろ四字熟語図鑑〈試験に出る〉

四字熟語をマンガで理解し、意味・漢字・使い方を覚えたい人へ。

マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑の表紙
漢字熟語

マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑

似た意味・同じ読みの漢字熟語の違いを、マンガと用例で学べる一冊。