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「滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可し」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可し
【読み方】
そうろうのみずすまばもってわがえいをあらうべし
【意味】
時勢のなりゆきに任せて何事も行うべきである。
滄浪の水が澄んでいるときには、帽子のひもを洗って身を清めて君主に仕えようって意味やねん。いつでも変わる世の中に柔軟に対応せよってことやで。
【語源・由来】
滄浪の水の流れが澄んだ時は、冠のひもを洗って出ていき、君主に仕えようという意から。
【出典】
「楚辞」
「滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可し」の解説
「滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可し」という表現は、「楚辞」の中の「漁父」という作品から来ているんだよ。この言葉は、状況や時勢に応じて行動を変えるべきであるという教訓を含んでいるんだね。
この表現の全文は、「滄浪の水が清ければ私の冠のひもを洗い、濁っているときは足を洗おう」という意味で、ここでの「滄浪の水」とは、滄浪の流れの水を指しているよ。「纓(えい)」は、冠のひものことを意味していて、この言葉は、水が清いときには冠のひもを洗い、水が濁っているときには足を洗うということから、何事も時の流れや状況に応じて対応すべきだという意味を持っているんだ。
このことわざは、現状の状況をよく観察し、その時々の状況に合わせて柔軟に行動することの重要性を教えてくれるんだね。状況に応じて異なる行動を取ることで、最適な結果を得ることができるという教訓なんだよ。この言葉は、時勢や状況に応じて行動を変える知恵や柔軟性を持つことの大切さを示しているんだ。
「滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可し」の使い方
「滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可し」の例文
- 川の流れのように、緩やかにおのれの身をまかせ、滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可し。
- 一般的に滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可しというが、学生は不景気な時の方が公務員志向になり、平穏な時は民間志向になる。
- 厳しい世の中だが、滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可しというように柔軟に生きれる人だけが生き残っていく。
- 確固たる信念も大事だが、滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可しというから時流に合わせて変化することも大事だ。
- 滄浪の水清まば以て我が纓を濯う可しというから、官僚になってこの国を牛耳ってみることにした。