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【階を釈てて天に登る】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

階を釈てて天に登る

「階を釈てて天に登る」の意味(語源由来・出典)

意味
【ことわざ】
階を釈てて天に登る

【読み方】
かいをすてててんにのぼる

【意味】
不可能なことのたとえ。

「階」は、はしご。「釈てる」は、置き去りにする。
ことわざ博士
「階を釈てて天に登る」ということわざは、文字通り階段を外して天に登ることができないように、不可能なことのたとえなんだよ。
助手ねこ
えー、階段を外して天に登るなんて、確かに無理やろな。これはなんか夢物語みたいやね。

要するに「まったく無理なことを考えてもしゃーない」ってことやな。現実をちゃんと見て、無理のないことに取り組む方がええんやろな。夢はいいけど、足元もちゃんと見なアカンねんな。

【語源・由来】
はしごを使わないで天に登る意から。

【出典】
楚辞そじ

熱羹ねっこうりてせいを吹く。何ぞの志を変ぜざるや。階を釈てて天に登らんと欲す。なおさきたい有るや
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「階を釈てて天に登る」の解説

カンタン!解説
解説

「階を釈てて天に登る」っていうのは、とても無理なこと、絶対にできないことを表している言葉なんだよ。「階」ははしごのことで、「釈てる」は置いてしまうという意味だから、この言葉の意味は「はしごを置いてしまって、天に登ること」なんだ。

考えてみて、はしごを使わないで空へ登ることなんてできるかな?無理だよね。だからこの言葉は、とても難しいことや、できないことを言いたい時に使うんだ。

例えば、友達が「宿題が100枚あって、全部今夜中に終わらせる!」と言ったら、それはとても無理な話だよね。その時に「階を釈てて天に登る」という言葉を使えば、その無理な話を上手く表現できるんだよ。

「階を釈てて天に登る」の使い方

ともこ
健太くんが東大を受けるの?階を釈てて天に登るね。
健太
やっぱり無理かな。
ともこ
その偏差値では無理よね。
健太
今年は無理でも来年、いや再来年なら分からないよ。
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「階を釈てて天に登る」の例文

例文
  1. この短期間のうちに完成させるのは階を釈てて天に登るようなものだ。
  2. そのプロジェクトを成功させるのは階を釈てて天に登るごとしだ。
  3. 階を釈てて天に登るようなことに時間を割くのは無駄だ。
  4. 優勝するのは階を釈てて天に登る、しかしもっと練習すればわからない。
  5. もういまさら変えられない。彼らの離婚を止めるのは階を釈てて天に登るだ。

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