「袖から火事」の意味
【ことわざ】
袖から火事
【読み方】
そでからかじ
【意味】
小事から大事が引き起こされること。
明暦3年(1657)正月、江戸本郷丸山の本妙寺の施餓鬼に焼いた振袖が火元とされ「振り袖火事」とも呼ばれる。
ほんまや、それはすごいエピソードやな。つまり、「ちょっとしたことが大変なことを引き起こす」ってことやな。
振り袖が空に舞い上がって火事になったんやから、小さなことが大騒動を引き起こすこともあるんやな。これは、小さな問題も軽く見ずに、早めに対処しておくことの大切さを教えてくれる言葉やな。
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「袖から火事」の解説
カンタン!解説
「袖から火事」ということわざは、些細なことが原因で大きな災害や問題を引き起こすことを意味しているんだよ。この表現は、1657年に江戸で発生した大火事に由来していて、その火事は施餓鬼(せがき)の儀式の際に焼かれた振り袖が風に煽られ、大きな火事に発展したことから「振り袖火事」とも呼ばれたんだね。
このことわざは、小さな原因が思わぬ大惨事を引き起こす可能性があることを教えてくれるよ。この例のように、当初は取るに足らない小さな出来事が、予期せぬ形で大きな影響を及ぼすことがあるんだ。
「袖から火事」という言葉は、注意深く行動することの重要性を強調しているんだね。些細なミスや不注意が重大な結果を招くことを示しており、日常生活や業務においても、小さなことに注意を払う必要があるというメッセージを伝えているよ。この言葉は、予期せぬ事態に備えて注意深く行動することの大切さを示しているんだ。
「袖から火事」の使い方
花火や焚火をする時は、綿100の長袖が良いんだって。
袖から火事のように、火の粉が飛んだとき、綿だと軽いやけどで済むのにポリエステルだと一瞬で燃え広がって死ぬこともあるのよ。
それは大事件だね。
BBQとか火を扱う時は、燃えにくい衣類を着た方が安全よ。
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「袖から火事」の例文
- 些細な事と思い放ったらかしにしておいたら、袖から火事のように大ごとになった。
- 袖から火事ということもあるので、些細なミスも見逃してはいけない。
- 大したことはないと思っても袖から火事になることがあるから、定期点検はしっかり受ける。
- 異変を感じたら無視せず直感を大事にしないと、袖から火事のように大変なことになる。
- 袖から火事を避けるために、普段から危機管理をしっかりする。
実際に江戸で起きた大火事が、振り袖という小さな着物が空に舞い上がって火事を引き起こしたことから生まれた言葉だよ。