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【粟を量りて春く】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

粟を量りて春く

「粟を量りて春く」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【ことわざ】
粟を量りて春く

【読み方】
ぞくをはかりてつく

【意味】
取るに足りないことに心を用いること。また物惜しみすること。

「春く」は、うすでつく。
ことわざ博士
「粟を量りて春く」ということわざは、取るに足りないことに心を使ったり、物を惜しみすぎることを指しているんだ。

つまり、些細なことに過剰に気を配ったり、小さなことに執着しすぎることは良くない、という教えが込められているんだよ。

助手ねこ
あー、なるほどな。それはつまり、「ちょっとしたことにこだわりすぎたり、ケチになりすぎるのは良くない」ってことやな。粟って小さな穀物やし、それを量ったってしょうがないし、春でもちょっとしたことやからな。

つまり、大事なことに集中して、些細なことに気を取られすぎないことが大切やってことやねん。

【語源・由来】
あわつぶを一つ一つ数えながら臼でつくことから。

【出典】
淮南子えなんじ

細心でありすぎると国家のような大きなものは治めることができないという戒め。

【類義語】
・米を数えて炊ぐ

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「粟を量りて春く」の解説

カンタン!解説
解説

「粟を量りて春く」ということわざは、小さなことにこだわりすぎる様子や、過度に物惜しみする行動を表しているんだよ。この表現は、穀物(粟)の粒を一つ一つ数えながら臼で搗く(つく)という行為から来ているんだね。

このことわざは、細かいことに注意を払いすぎることが、効率や大局を見失う原因になるという意味を持っているよ。例えば、穀物の粒を一つ一つ丁寧に数えるような行為は、時間の浪費であり、大切なことに集中できなくなるということなんだ。

また、この言葉は、極端な物惜しみや過度の節約が、かえって非効率的であることを示しているんだね。粟の粒を一つ一つ数えるような行為は、時間と労力の観点から見て非合理的であり、より重要なことに焦点を当てるべきだという教訓が含まれているよ。

このことわざは、物事の優先順位を正しく設定し、大切なことに集中することの重要性を教えてくれるんだ。また、過度な節約や細かいことにこだわることの弊害を示唆しており、効率的で合理的な行動を取ることの大切さを伝えているんだよ。

「粟を量りて春く」の使い方

ともこ
そんなの適当で良いのに。早く終わらせないといけないのよ。
健太
丁寧に作業した方がいいでしょう?
ともこ
そこは気を配る所じゃないのよ。粟を量りて春くようなものだわ。この後の作業が大事なのよ。
健太
それを早く言ってよ。
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「粟を量りて春く」の例文

例文
  1. どうでもいい所に細心の注意を払うのは、粟を量りて春くごとしだ。
  2. 瑣末な所に気を取られていては、大事なことを見誤りかねない。粟を量りて春くのは失敗のもとだ。
  3. 彼のケチさと言ったら粟を量りて春くようなものだ。
  4. 粟を量りて春く彼女は、100円でも出し惜しむだろう。
  5. 明日死ぬかもしれないはかない人生なのに、粟を量りて春く毎日で楽しいのか?

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