「其の子を知らざれば其の友を視よ」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
其の子を知らざれば其の友を視よ
「其の人を知らざれば其の友を視よ」ともいう。
【読み方】そのこをしらざればそのともをみよ
【意味】
その人の人格を知りたければ、その人の友人を見れば推察できること。
なるほどな。それは「その人がどんな人か知りたければ、その人の友だちを見てみい」ってことやな。友だちってのは似たもの同士が集まるから、その人の友だちを見たら、その人がどういう人かがようわかるわけや。
つまり、人となりを知るには、その人の周りの人々を観察するといいってことやな。
【出典】
「荀子」
【類義語】
・其の子を知らずんば其の父を視よ
・善悪は友を見よ
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「其の子を知らざれば其の友を視よ」の解説
カンタン!解説
「其の子を知らざれば其の友を視よ」という言葉は、ある人物についてよく知りたい場合、その人がどのような友人と付き合っているかを見ることで、その人の性格や価値観を理解する手がかりになるという意味を持っているんだよ。このことわざは、人は自分が選んだ友人と似た性質や興味を持つことが多いという考えに基づいているんだね。
この言葉は、特に子供や若者に関して、親や教育者がその子の性格や行動傾向を理解しようとする際に使われることがあるよ。子供や若者がどのような友達と交流しているかを見ることで、その子の興味、価値観、行動様式などを推測することができるんだ。
このことわざは、人間関係や社会的な相互作用が個人の性格や価値観に大きな影響を与えることを示しているんだね。友人との関わり方や交友関係を通じて、その人の性格や傾向を理解することができるというメッセージを伝えているよ。この言葉は、私たちがどのような人々と交流するかが、私たち自身について多くを語るという教訓を含んでいるんだ。
「其の子を知らざれば其の友を視よ」の使い方
其の子を知らざれば其の友を視よっていうわよね。
友達を見ればその人が分かるってね。
でもその友だちのことをよく知らないと、結局その人のことは分からないわよね。
そうだね。人は外見によらないって言うし、結局友達付き合いをして知るしかないね。
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「其の子を知らざれば其の友を視よ」の例文
- 彼の友人は強面系ばかりだ。其の子を知らざれば其の友を視よというから、コワイ人なのかもしれない。
- ともこちゃんのことを知りたいが声をかけづらい。其の子を知らざれば其の友を視よというから、ともこちゃんの友人の健太くんと仲良くなってみよう。
- 其の子を知らざれば其の友を視よというが、友人の幅広さから彼女は誰とでも親しくなれることがわかる。
- 友達を見れば彼がろくでもないやつということが分かる。其の子を知らざれば其の友を視よだ。
- 無愛想そうに見えるが、実はシャイなだけだろう。其の子を知らざれば其の友を視よというように、周りの人間はシャイなタイプばかりだ。
人は似た価値観を持つ人々と友人になることが多いから、友人を見ることでその人の性格や価値観を推測することができるんだ。