「其の誼を正し其の利を謀らず」の意味(出典)
【ことわざ】
其の誼を正し其の利を謀らず
【読み方】
そのぎをただしそのりをはからず
【意味】
筋道を通し正しく物事を行うよう務め、利益を得たいという考えは一切捨てる。
「誼」は、義。正しい道。
なるほどな。つまり、ああ、わかったわかった。つまり、「正しく行動することが一番大切」ってことやな。むやみにお金や利益を追い求めるんやなく、まずはちゃんとしたことをすることが大事ってことやな。
これは、「正直者が最終的には得をする」ってことを教えてくれる言葉なんやな。
【出典】
「漢書」
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「其の誼を正し其の利を謀らず」の解説
カンタン!解説
「其の誼を正し其の利を謀らず」という言葉は、物事を行うにあたって正しい道筋や義理を重んじ、個人的な利益を求めることを避けるべきだという教えを表しているんだよ。この表現は、行動の基準として道徳や倫理を最優先に置き、利己的な利益追求を控えることの重要性を強調しているんだね。
「誼」とは、義や仁義、正しい道などを意味していて、物事を行う際に道徳的な原則や正義を守ることを指しているよ。「利を謀らず」とは、個人的な利益や利得を追求しないことを意味しているんだ。
この言葉は、個人の行動や決断が、道徳的な価値や社会の利益に基づいているべきだという考えを表しているんだね。このことわざは、個人的な利益を追求することよりも、正しい道を歩むことの重要性を教えてくれるよ。この言葉は、自己中心的な考え方を避け、より高い道徳的な基準に従って行動することの価値を示しているんだ。
「其の誼を正し其の利を謀らず」の使い方
人は利益を得るために平気で道を踏み外すものよね。
人は弱い生き物だからね。
でもね、其の誼を正し其の利を謀らずといって、欲を捨てて正しい道を進めば結果として利益が付いてくるものなのよ。
欲張らない方が利益や新しい仕事が自分にめぐってくるんだね。
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「其の誼を正し其の利を謀らず」の例文
- 経営難の時こそ利益追求から離れ、正しい行いを心掛ければ自ずと儲かる。其の誼を正し其の利を謀らずだ。
- 人の道に外れなければ信頼され、新規の仕事を得ることにつながる。其の誼を正し其の利を謀らずといい、ビジネスは利益だけが全てではない。
- 其の誼を正し其の利を謀らずというから、過剰なノルマ主義は良くない。道をはずれ組織を危うくするもとになる。
- 利益があれば何をしても良いわけではない。其の誼を正し其の利を謀らずといい、利益ではなく人の道をはずれないことを重視すべきだ。
- 結果が全てだから利益が一番大事と思うかもしれないが、其の誼を正し其の利を謀らずの姿勢が成功への近道だ。
利益を得ることだけを考えず、まずは正しく行動することが重要なんだ。