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【総領の甚六】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

総領の甚六

【ことわざ】
総領の甚六

【読み方】
そうりょうのじんろく

【意味】
長男や長女は、大事に育てられたので、弟妹よりもお人好しでおろかだ。

【語源・由来】
「江戸いろはかるた」のひとつ。

【英語訳】
The younger brother has more wit.

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「総領の甚六」の使い方

健太
ともこちゃんは、お姉さんがいるんだよね?
ともこ
そうよ。
健太くんは長男よね。
健太
うん。この前遊びにきた親せきのおじさんに、総領の甚六だと言われたんだ。
ともこ
そうね、健太くんはとても優しいけれど、少し頼りないかもしれないわね。

「総領の甚六」の例文

  1. 弟はいたずらをするけれど、怒られる前にいつもいなくなってしまう。僕はすぐに見つかって怒られるから、総領の甚六だと言われてしまった。
  2. あの会社の跡継ぎは、とても性格のいい人だと聞いているけれど、どうやら総領の甚六らしい。
  3. 総領の甚六と言われるけれど、妹の様に次々と恋人が変わることは、それほど羨ましいとは思わない。
  4. お隣の末っ子は、とても頭が良く賢いけれど、長男は総領の甚六だと近所で噂されている。
  5. あなたはとても優しくていい人だと言われたけれど、総領の甚六だからと恋人に別れを告げられてしまった。

「総領の甚六」の文学作品などの用例

曹丕そうひは親の目から見ても、篤厚とっこうにして恭謙、多少、俗にいう総領の甚六的なところもあるが、まず輔弼ほひつの任に良臣さえ得れば、曹家の将来は隆々たるものがあろうと、重臣たちにもその旨は遺言されてあった。(吉川英治の三国志より)

まとめ

長男や長女は、親にとって初めての子供なので、子育てでもわからないことが多く、必要以上に心配をしてしまい、とても大切に育ててしまうのではないでしょうか。
大切に育てられたことは、良いことだと思います。
しかし、世間知らずになってしまい、総領の甚六だと言われないようにしたいですね。


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