「盥半切りを笑う」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
盥半切りを笑う
【読み方】
たらいはんぎりをわらう
【意味】
取るに足りないものが、自分と差のないものを馬鹿にして笑うこと。


盥も半切りも、どっちもたらいみたいなものやから、似たり寄ったりやのに、片方がもう片方を笑うんやな。これは、他人を笑う前に自分を見直すことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
たらいが半切りの底の浅いのを馬鹿にして笑う意から。
【類義語】
・猿の尻笑い
・目糞鼻糞を笑う
・樽ぬき渋柿を笑う
・五十歩百歩
「盥半切りを笑う」の解説
「盥半切りを笑う」っていうことわざはね、自分とそんなに大差ない相手をからかう、馬鹿にすることを指すんだよ。
例えば、テストで90点取った自分が、89点取った友達を馬鹿にするみたいなことさ。ほんのちょっとしか違わないのに、自分はすごいと思って、他の人を見下すなんておかしいよね。
「盥半切り」はね、洗面器みたいな形をした、底が少し浅いおけのことを指すんだ。「盥」と「半切り」は形状が似ていて、どちらも水を入れるための器なんだけど、ちょっとした違いがあるだけなんだ。
だから、このことわざは、自分とそんなに大差ない相手を笑うのはおかしいよって教えてくれているんだね。
「盥半切りを笑う」の使い方




「盥半切りを笑う」の例文
- 大差ないくせに、盥半切りを笑うとは愚か者のすることだ。
- 自分のことは棚にあげて、盥半切りを笑うなんて馬鹿だなあ。
- 盥半切りを笑う前に、自分のことをどうにかした方が良いよ。どっちもどっち、五十歩百歩だ。
- 君は彼のことを嘲っているけど、僕からすれば同等、盥半切りを笑うだ。
- 彼女を笑うってことは、君は君自身を笑っているのと同じだよ。君らはどんぐりの背比べで、盥半切りを笑うようなものだ。























