「知者は博からず」の意味(出典)
【ことわざ】
知者は博からず
【読み方】
ちしゃはひろからず
【意味】
真の知識を得た人は、博識者ではないということ。何でも知っている人は、どれ一つ真に深く知っているわけではない。
「知者は博からず」ということわざは、本当に知恵がある人というのは、必ずしもたくさんの知識がある人ではないという意味があるんだよ。
そやな。つまり、「本当に賢い人は、必ずしも色々なことを知ってるわけではない」ってことやな。
たくさんのことを知ってる人が必ずしも賢いとは限らへん、本当の賢さは別のところにあるんやな。これは、知識量だけが賢さを決めるわけではないと教えてくれる言葉やね。
【出典】
「老子」
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「知者は博からず」の解説
カンタン!解説
「知者は博からず」っていう言葉は、本当に賢い人や物事を深く理解している人は、たくさんの知識を持っているとは限らないっていう意味だよ。逆に、たくさんの知識を持っていても、それが本当の賢さや深い理解を持っているとは言えない、とも言っているんだ。
たとえばね、図書館の本をたくさん読んでいる人がいても、それだけで人の気持ちを理解することは難しいじゃない?だから、知識は大切だけど、それだけが全てじゃないってことを伝えているんだよ。大切なのは、知識だけでなく、物事の本質を理解することや、他人の気持ちを感じ取ることも含めての「知者」ってことなんだ。
「知者は博からず」の使い方
知者は博からずっていうけど、彼は専門とすることに関しては詳しいけど、一般常識がないんだよね。
典型的な学者ね。専門とするところは誰にも負けないんだけどね。
研究に没頭するとしょうがないのかな。
新しい発見の前に、常識のなさは問題にならないわ。
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「知者は博からず」の例文
- 広く浅く知っているだけで、知者は博からずというように深くは理解していない。
- 健太くんは虫のことはその辺の大人より詳しいけど、知者は博からずのごとく、数学のことはチンプンカンプンだ。
- テレビの出演者は何でも知っている人が多いが、知者は博からずというように、本当に深く理解していることは何一つない。
- 知識が豊富な人は、知者は博からずというように、すべてのことに関して本当に理解したとは言えない。
- 知者は博からずというので、何でも知っているからと言ってすごいわけではない。