「知者の辺の童は習わぬ経を読む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
知者の辺の童は習わぬ経を読む
ちしゃのほとりのわらべはならわぬきょうをよむ
【意味】
優秀な人の近くにいると、自ずとその人の感化を受けるということ。
周りの環境や人々って、自分がどうなるかに大きな影響を与えるんやね。
【語源由来】
高僧のそばにいると、子供でも習わずして経文を覚える意から。
【類義語】
・門前の小僧
・習わぬ経を読む
・勧学院の雀は蒙求を囀る
「知者の辺の童は習わぬ経を読む」の解説
「知者の辺の童は習わぬ経を読む」っていうことわざは、すごく賢い人の近くにいると、その人から自然といい影響を受けるっていう意味だよ。
たとえばね、すごく頭がいいおじさんやおばさんの近くにいると、その人たちから学ぶことがたくさんあるんだ。
言葉の由来は、高いお坊さんのそばにいると、子供でも教えてもらわなくても、お経を覚えることができる、っていう意味からきているんだよ。だから、「知者の辺の童は習わぬ経を読む」っていうことわざは、自分が賢くなりたいなら、賢い人の近くにいるといいよ、と教えてくれる言葉なんだね。
「知者の辺の童は習わぬ経を読む」の使い方
「知者の辺の童は習わぬ経を読む」の例文
- 知者の辺の童は習わぬ経を読むというように、小さいころから有名な音楽家に囲まれて育ったともこちゃんの耳はとてもいい。
- 教員試験の倍率が下がり、教員の質が下がっているというが、知者の辺の童は習わぬ経を読むというから子供への影響を考え底上げが必要だ。
- 知者の辺の童は習わぬ経を読むというので、幼少期に出会う大人の影響は計り知れないものがある。
- 才能の有無にかかわらず優秀な先生の下についた方が、知者の辺の童は習わぬ経を読むというから良い影響を受けるだろう。
- 優秀な人のそばで育てば、知者の辺の童は習わぬ経を読むごとく良い影響を受け、劣悪な環境で育てば、悪い意影響を受けるものだ。