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「智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す」の意味(出典)
【ことわざ】
智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す
【読み方】
ちはえんならんことをほっし、こうはほうならんことをほっす
【意味】
知恵は円満で自由自在に働くようにしたい。行動は品行方正でありたい。
「員」は、円に同じ。まるくなめらかの意。円満。「方」は、四角で整う意。方正。
「智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す」ということわざは、知識や知恵を使うときは、それが円満で自由に働くことを望み、一方で、行動や振る舞いは厳格で礼儀正しくあることが求められるという意味だよ。
あーなるほどな。つまり、「考え方は自由に、行動はしっかりと」ってことやな。
頭の中では、思考を自由にさせて、色んなアイデアを生み出す。でも、行動するときには、ちゃんとルールやマナーを守る。それが一番ええんやな。考える時は自由に、行動する時はちゃんとしたルールに従う、それが大切やってことを教えてくれてるんやな。
【出典】
「淮南子」
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「智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す」の解説
カンタン!解説
「智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す」っていう言葉は、要するに「知恵や考えはフレキシブルで、円満に動くようにしたいけど、行動はしっかりと、礼儀正しくやりたい」という意味だよ。
例えばね、考えることやアイディアを出すときは、自由で柔軟な考えが大切だよね。新しいことを思いつくためには、縛られずに自由に考えられる方がいい。でも、実際に行動するときは、礼儀やルールを守って、正しい方法で進めたいと思うんだ。
この言葉は、淮南子という昔の中国の書物から来ているんだ。淮南子は、昔の中国の賢人たちが書いた教えや考えを集めたもので、それを読むと、いろんな知恵や教えが学べるよ。
つまり、この言葉は、私たちに「考えることと行動することでは、ちょっと違うやり方や考え方が必要だよ」と教えてくれているんだね。
「智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す」の使い方
歳をとると頑固になるのかな。
健太くんのおじいちゃんは、年々頑固になっているわね。
僕はいくつになっても、智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す。そんな人間でありたい。
それが人として理想よね。
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「智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す」の例文
- 頭で考えるのは自由でいいけど、言動も自由気ままでは困る。智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲すというじゃないか。
- 彼は、まさに、智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲すような人で、マナーはしっかり守るが、アイディア会議では枠を超えた突飛なアイディアを思いつく。
- 考えることは常識にとらわれず、行動は常識内で、智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲すを心に留めておく。
- 人と違うアイディアを思いつく人は、マナーを知らずちょっと変わった人が多いが、智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲すというように、バランスが取れた人が良い。
- 何でもかんでもルールを守れば良いわけではない。智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲すといい、考える時は定説を無視してでも自由に、行動は規律を守ることが大事だ。