「地を易うれば皆然り」の意味(出典)
【ことわざ】
地を易うれば皆然り
【読み方】
ちをかうればみなしかり
【意味】
人それぞれ地位や境遇が異なるので意見や行為も異なるが、立場が変われば行動が一致する。
「地」は、立場・地位・身分。「易う」は、交換する。
「地を易うれば皆然り」ということわざは、人々がそれぞれの立場や状況によって意見や行動が異なるけど、その立場を変えてみると、考え方や行動が一致することもあるという意味だよ。
あー、つまり「立場や状況が変われば、人の行動や意見も変わる」ってことやな。
みんなが自分の立場から見て考えてるから、意見がバラバラになることもあるけど、立場を変えてみたら、みんな一緒のことを考えてるかもしれへんってことやな。これは、視点を変えることの大切さを教えてくれるんやな。
【出典】
「孟子」
古の禹王は溺れる者のために尽力し、周の始祖后稷は飢える者のために尽力したが、互いにその立場を変えれば同じ行動をしただろうとある。
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「地を易うれば皆然り」の解説
カンタン!解説
「地を易うれば皆然り」っていうことわざは、立場や環境が変われば、人の行動や考え方も変わるっていう意味なんだよ。
たとえばね、お友達とお菓子を分ける時、自分が全部持っている立場だと、全部自分で食べたいと思うかもしれないよね。でも、友達が全部持っている立場になったら、自分も一部欲しいと思うだろうね。これが、「地を易うれば皆然り」の意味なんだよ。
これはつまり、人の行動や意見は、その人が置かれている状況や立場によって変わるっていうことなんだ。だから、自分の意見を押し付ける前に、相手の立場に立って考えることが大切だって教えてくれる言葉なんだね。
「地を易うれば皆然り」の使い方
意見がバラバラでまとまらないよ。
地を易うれば皆然りというから、みんなが同じ方向を向くように誘導してみたら?
言うは易く行うは難しだよ。それができたら立派なリーダーになれるよ。
健太くんもやればできるわよ。がんばれー。
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「地を易うれば皆然り」の例文
- 同じ目線で物事を見れば、地を易うれば皆然りというように意見が衝突することはなくなる。
- ネット上で見ず知らずの人を批判する人がいるが、地を易うれば皆然りといい、相手の立場で考えると批判できなくなると思う。
- 他国と戦争したくなったらぐっとこらえて、地を易うれば皆然りのごとく同じ環境と立場で考えてみたら敵対心より仲間意識が芽生えるのではないか。
- 地を易うれば皆然りというが、夫婦の立場が異なると喧嘩に発展するので、子はかすがいといわれるように、子供目線で常に同じ立場を維持するよう心がける。
- 十人十色で育ち方や環境が異なるから、意見がバラバラになる。地を易うれば皆然りというように、皆同じ環境で育てば意見は一致するようになる。