「智を増す者は悲しみを増す」の意味(出典)
【ことわざ】
地を増す者は悲しみを増す
【読み方】
ちをますものはかなしみをます
【意味】
知識が増えれば増えるほど、世の中の悲しみや苦しみが見えるようになり、自身が悲しむことが増えるということ。
知識が増えると見えてくる世界も広がるし、それによって考えることや悩むことも増えるんやな。頭が良くなればなるほど、その分だけ悩みが増えていく、ということを教えてくれることわざやな。
【出典】
「旧約聖書」伝道の書の「The more a man knows,the more he has to suffer」
「智を増す者は悲しみを増す」の解説
「智を増す者は悲しみを増す」っていうことわざは、たくさんの知識や知恵を持つ人は、同時にたくさんの悩みも持つことになる、という意味だよ。
たとえばね、色んなことをたくさん知っていると、それについて深く考えたり、その知識がもたらす問題や課題について考えることが増えるんだよ。それは時々、悲しみや困りごとを増やすことになることもあるんだ。
だから、このことわざは、知識を深めることは良いことだけど、同時に悩みや困りごとも増えることを理解しておかなければならない、と教えているんだね。
「智を増す者は悲しみを増す」の使い方
「智を増す者は悲しみを増す」の例文
- 子供のころは悩みなんてなかったのに、智を増す者は悲しみを増すって本当だ。
- 智を増す者は悲しみを増すといい、智恵の実を食べてから人は苦しむようになった。
- 賢くなるほど智を増す者は悲しみを増すように、世の中の矛盾や悪事が見えるようになるが、智恵はそれを解決し人々を笑顔にすることもできる。
- 知ることは、智を増す者は悲しみを増すというように見たくないものに気付くことになるが、それでも僕は知的好奇心を止められない。
- 知らなければのほほんと生きられたのに、智を増す者は悲しみを増すごとく不安や恐怖に押しつぶされそうになる。