「寡は衆に敵せず」の意味(出典・類義語・対義語)
【ことわざ】
寡は衆に敵せず
【読み方】
かはしゅうにてきせず
【意味】
少数では多数にかなわないということ。
「寡」は、少ない。「衆」は、多い。
「寡は衆に敵せず」ということわざは、数が少ない者やグループは、数が多い者やグループには敵わない、という意味を持っているんだよ。
なるほどなぁ。つまり、「一人や少数の力は、たくさんの人たちの力にはかなわない」ってことやね。
まあ、たくさんの人が一緒になって何かをする力はすごいもんやもんね。これは、団結力の大切さを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「孟子」
【類義語】
・多勢に無勢
【対義語】
・寡は以て衆を制す
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「寡は衆に敵せず」の解説
カンタン!解説
「寡は衆に敵せず」っていう言葉は、少ない人たちがたくさんの人たちには太刀打ちできない、っていう意味なんだよ。
要するに、1人や少しの人たちは、たくさんの人たちには勝てないってことだね。
たとえば、サッカーで1人対10人みたいな感じだね。1人では10人には勝てないよね。それと同じことを言ってるんだよ。
「寡は衆に敵せず」の使い方
文化祭で劇をやることになったよ。
喫茶店をやりたいんじゃなかったの?
寡は衆に敵せずだったよ。
劇をやりたい生徒が多かったのね。
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「寡は衆に敵せず」の例文
- 不良グループに絡まれたのだが、寡は衆に敵せずでかなうわけがない。だから逃げた。
- 寡は衆に敵せずで世論を味方につけた彼には勝てない。
- 最後の一人になるまで戦ったが寡は衆に敵せずだった。再来年には村はダムの底に沈む。
- 寡は衆に敵せず、多勢に無勢であんな大人数を相手にかなうわけがない。
- よく寡は衆に敵せずというから、長い物には巻かれよの精神で多数派につくことにしている。