「手功より目功」の意味
【ことわざ】
手功より目功
【読み方】
てこうよりめこう
【意味】
手先の熟練より、経験を積み広い視野で物を見る力を養うことが大事だということ。
「手功より目功」ということわざは、手先の技術よりも、物事を正しく見る能力、つまり、判断力や洞察力を養うことが重要だという意味を持っているんだよ。
そうかい、それはつまり、「手先で器用になるより、目でちゃんと物を見る力を身につける方がええ」ってことやな。
器用になるのもええけど、何をどうやるべきかを見極める目の方が大切なんやな。せっかく手先が器用でも、何を作ってええかわからんと、せっかくの才能も台無しいやな。
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「手功より目功」の解説
カンタン!解説
「手功より目功」っていうことわざは、手でうまく作業するよりも、物をよく見て、ちゃんと理解することがもっと大切だっていう意味なんだよ。
たとえばね、お絵かきをするとき、手で上手に描けることも大切だけど、目でしっかりと見ることで、本当に描きたいものを理解して描く方がもっと大事なんだ。
また、料理を作るときに、ただ手際よく材料を切るのではなく、材料の色や形をよく見て、美味しそうに見えるように工夫するのも重要だよね。
「手功」っていうのは、手での技術のこと。「目功」っていうのは、目で物をよく観察する技術のことなんだ。
だから、このことわざは、ただ手でうまくやるだけではなく、目でしっかりと見て、物事を深く理解することが大切だよ、と教えてくれているんだね。物事をするときは、手だけじゃなく、目も大切に使おう!っていうことなんだよ。
「手功より目功」の使い方
健太くんのおじいちゃんは陶芸家よね?教えてもらっているの?
手功より目功っていって、全く手ほどきしてくれないんだ。
今はいいものを見て目を養えってこと?
いいものを知ればいいものを作れるって言うんだよ。僕は一日も早く技術を覚えたいのに。
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「手功より目功」の例文
- 手功より目功というから、美術館に足繁く通い国宝級の美術品を見て見る目を鍛える。
- どれだけ手先の器用さを磨いても、手功より目功だ。鑑識眼を鍛えることに勝ることはない。
- まずは皿洗いをしながら先輩の技術を見て覚えよ。手功より目功というから、本物の技術を毎日見ていれば上達する。
- 手功より目功というくらい、生きていくうえで見る力は大事なんだ。
- 小手先の技術をいくら磨いても無駄だ。よく観察して、見て知ることが大事だから、手功より目功と考え、見る目を磨け。