「灯明で尻を焙る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
灯明で尻を焙る
「灯明の火で尻を焙る」ともいう。
【読み方】とうみょうでしりをあぶる
【意味】
方法が間違っていて効果が出ないこと。
「灯明」は、神仏に供えるともしび。
「灯明で尻を焙る」という言葉は、手段や方法を間違えて、期待した効果や成果が全く得られない状況を示しているんだよ。
ええっ!? つまり、ちょっとした明かりでお尻をあぶるようなことは、実際には熱くならないやろ?それを使って、間違った方法で何かをしようとした結果、思った効果が出ないって状態を表現するんやな。
うーん、やっぱり、何事も正しい方法でやらんと、効果は期待できへんわな。
【語源由来】
弱い火で尻をあぶっても暖まることはできない。
【類義語】
・月夜に背中炙る
・遠火で手を焙る
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「灯明で尻を焙る」の解説
カンタン!解説
「灯明で尻を焙る」っていうことわざは、手段や方法が不適切で、結果を期待するのが無理だという意味を持っているんだよ。
「灯明」とは、神や仏に捧げる小さなともしびのことで、そんな小さい火で尻を温めようとしても、全然暖かくならないよね。だから、この言葉は、やり方が間違っているから効果が出ない、という状況を表す時に使われるのさ。
例えば、テストの勉強をする時に、関係ないことばかり学んで、大事なところを勉強しなかったりすると、結果が良くなるはずがないよね。そんな時に、「テスト対策としては、まるで灯明で尻を焙るようなものだ」と言ったりすることができるんだ。要するに、努力の方向や方法が間違っていて、期待する結果が得られない状態を表す表現なんだよ。
「灯明で尻を焙る」の使い方
なかなか芽が出ないな。
灯明で尻を焙るような栽培方法なんじゃないの?
何が間違えているのかな。
発芽の三大条件が、適当な水分と温度、酸素だから、何かが足りないんでしょうね。
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「灯明で尻を焙る」の例文
- 自分に合わない勉強方法を続けるのは、灯明で尻を焙るのと同じで結果が出ない。
- ちゃんとした方法をとらないと、灯明で尻を焙るように効果が出ないどころかけがをすることになりかねない。
- 政府の方針では、灯明で尻を焙るごとく経済効果は出ない。もっと国民に寄り添った政治をしてほしい。
- 灯明で尻を焙るように間違った方法では効果は上がらず、失敗に終わるだろう。
- 計画を練りに練って正しい方法を模索しないと、灯明で尻を焙るようでは一向に効果が出ない。