「遠くの親類より近くの他人」の意味(類義語)
【ことわざ】
遠くの親類より近くの他人
「遠い親戚より近くの他人」「遠い一家より近い他人」ともいう。
【読み方】
とおくのしんるいよりちかくのたにん
【意味】
離れた所に住む付き合いのない親戚より、近くに住む日頃から付き合いのある他人の方が頼りになる。
「遠くの親類より近くの他人」ということわざは、距離や関係の近さが実際の助けや信頼の度合いを左右することを示しているんだよ。
ええな!それはつまり、関係が近いとか遠いとかよりも、実際に一緒に行動できる人や、よく接する人の方が頼りになるってことやな。
親戚でも遠くにいたら、すぐに助けてくれるわけやないし、近所の他人や友達が案外助けになることもあるんや。大事なのは、距離や関係のタイトルじゃなくて、実際の行動や心のつながりやね!
【類義語】
・遠き親子より近き隣
・遠水近火を救わず
・手遠い者はまさかの用にたたぬ
・遠水渇を救わず
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「遠くの親類より近くの他人」の解説
カンタン!解説
「遠くの親類より近くの他人」という言葉はね、遠くに住んでいる家族や親戚よりも、近くにいる知り合いや友達の方が頼りになることが多いっていう意味なんだ。
例えば、突然雨が降ってきて傘を持ってない時や、何か重いものを持ち上げるのに困ったとき、遠くにいる家族を呼ぶよりも、近くにいる友達に頼む方が早いし、役立つことが多いよね。
また、家族や親戚であっても、あまり仲が良くない、あるいはあまり連絡を取っていない人よりも、普段からよく話す友達や近所の人の方が、困ったときに助けてくれることが多いんだ。
だから、このことわざは、「関係の距離や血縁よりも、日常の関わりや信頼関係が大切」ということを教えてくれているんだよ。
「遠くの親類より近くの他人」の使い方
アメリカ留学している時に熱が出て困ったよ。
頼れる家族がいないと大変ね。
でも、遠くの親類より近くの他人というように、友達が助けてくれたんだ。
遠くの親類より近くの他人って本当なのね。友達の存在ってありがたいわね。
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「遠くの親類より近くの他人」の例文
- 遠くの親類より近くの他人というから、親類のいない都会では近所付き合いは大事だ。
- 普段は感じないが、困った時には遠くの親類より近くの他人と強く感じる。
- 被災した時に近くの被害がなかった家に身を寄せさせてもらった。遠くの親類より近くの他人というが、本当に助かった。
- グローバル化や核家族化が進む今、遠くの親類より近くの他人だ。近くの存在は大事にした方がいい。
- 非常時に助けてくれるのは、遠くの親類より近くの他人というように身近な人だ。血のつながりよりも心のつながりが物を言う。