「怒気ある者も飄瓦は咎めず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
怒気ある者も飄瓦は咎めず
【読み方】
どきあるものもひょうがはとがめず
【意味】
天災に文句は言えないということ。
「飄瓦」は、風に吹き飛ばされた屋根瓦。
「怒気ある者も飄瓦は咎めず」ということわざは、どんなに怒っていても、自然の力や天災に対しては文句を言えない、という意味があるんだよ。
ああ、なるほど。つまり、「どんだけ怒っても、自然の力や運命には逆らえへん」ってことやな。
風で飛んできた瓦に怒っても仕方ないのと同じで、自然の出来事には文句言ってもしゃーないってことや。どうにもならんことには、あんまりエネルギー使わん方がええんやろな。
【語源由来】
怒りっぽい人でも、風に吹き飛ばされて落ちてきた瓦に腹を立てるわけにはいかないということ。
【スポンサーリンク】
「怒気ある者も飄瓦は咎めず」の解説
カンタン!解説
「怒気ある者も飄瓦は咎めず」っていうことわざは、簡単に言うと、風で飛んできた屋根の瓦に怒ることはできないよね、ってことから、自然の力や突然の出来事には文句を言っても仕方がない、っていう意味だよ。
たとえばね、大きな風で家の屋根の瓦が飛んできて、頭に当たったとしても、その瓦に怒ることはできないよね。だって、それは風のせいで、瓦がわざと飛んできたわけじゃないから。同じように、自然の出来事や突然の災害に遭った時には、それを悪く言ったり、怒ったりすることはできないんだよ。だって、それは人の力でコントロールできないことだから。このことわざは、そういう自然の出来事にはどうしようもない、っていうことを教えてくれているんだよ。
「怒気ある者も飄瓦は咎めず」の使い方
なんで田舎ばかり災害が起きるんだろう。
自然が豊かだからだと思うわ。
怒気ある者も飄瓦は咎めずっていうけど、災害に文句は言えないしね。
人間にとって災害だけど、地球にとっては必要な息吹だからね。
【スポンサーリンク】
「怒気ある者も飄瓦は咎めず」の例文
- 台風でビニルハウスが倒壊した。怒気ある者も飄瓦は咎めずというが、この怒りをどこにぶつければいいんだろう。
- 竜巻が発生し、買ったばかりの車が横転したが、怒気ある者も飄瓦は咎めずだ。泣き寝入りするしかない。
- 怒気ある者も飄瓦は咎めずというし、災害に対して怒ってもしょうがない。だから前もって保険に入っておいた方がいい。
- ゲリラ豪雨で広い地域が被災したが、怒気ある者も飄瓦は咎めずというし怒るに怒れない。
- キレやすいあの人ですら、地震で倒壊した家を見て怒ることはなかった。怒気ある者も飄瓦は咎めずだ。ただ茫然としていた。